我がドイツの科学力は世界一ィィィ!!い、いか~ん!客観的な基準がないときに、コピーでの最上級表現はァァァ、避けるんだったァァァァ~!
ジョジョの奇妙な冒険での、有名なシュトロハイムのセリフをちょっと拝借しましたよ!
なんで!?
それはですねー、まったく無関係のような話ですが、こんなジュースが売ってたので、ふとコピーライティングの「最上級表現」のことを皆さんに語ろうと思ったからなんですよ。
三ツ矢サイダーのグリーンレモン(PET500ml)というやつです。7月1日発売だそうです。みんな買ってねー!このラベルの正面下部に、品名より大きくアピールのコピーがレイアウトされています。
「最高に酸っぱい。」
・・・なわけないじゃないですか(笑)ちゃんとチェックしてますよー。「最高に酸っぱい」というコピーはそのままでは不当表示にひっかかる、やってはいけない表現なのです。
へー、言っちゃダメなの?
ダメなのー。だからアサヒさんもしっかりとその前に「三ツ矢ブランド」って付けてます。「三ツ矢ブランドの中では最高に酸っぱい」という比較の範囲を明示しているから良いのです。さらにどこからもイチャモンを付けられないように、正確を期すように、「三ツ矢ブランド」のところに※印を付けて、ラベル下に、
※1 1983年~2013年に販売している「三ツ矢」ブランド商品
※2 当社製品(2013年発売三ツ矢フルーツサイダーレモン)比
と記載してあります。さすが大手さんはしっかりしてます。
デザオも飲む前に、この几帳面な表示を目ざとく読んでいたので、「きっとそんなに言うほど酸っぱくないだろうな」とは思っていたというわけなんです。
広告や商品ラベル、ポップなどの宣伝コピーの中で、「最高の」「極上の」「ナンバー1の」などの「最上級表現」は、その根拠や数値を示さなければなりません。
消費者の立場にたって考えてみれば当然ですよね?もし食品のパッケージに、「史上最高に旨い!」なんて書いてあったら、実際食べてみて「フツー」だったら、腹が立ちますよね。「どこが史上最高やねん!金返せ」となります。
というわけで、景品表示法(略して景表法)で、やっちゃダメだよとなっているのです。
最上級表現と言いにくいですが、ほかにも断定的な表現は避けたほうがいいのです。「絶対に」「確実に・・・なります」「安全です」のような表現です。
よくダイエットの食品や器具のCMで、体験者の感想が出て、「これは個人の感想であり・・・」とかのエクスキューズが絶対に入ってますよね。すべての人に同じような効果があるという保証はしてはいけないのです。
まして、化粧品や医薬品などは、特殊な分野で、根拠や数値があってさえ、断定的な言い方をしてはいけないことになっていますし、コピーライターさんも普通の仕事と違って、表示のための専門の予備知識が必要になります。
雨音読者の皆さんも、仕事や課題でコピーを扱うときには、「最上級表現」気をつけてくださいね。
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| デザインの基本(実践編) | 18:00 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑
ほ~!!びっくり、納得しました!!o(*^▽^*)o
| 翔子 | 2014/08/01 13:08 | URL |