なんとかならんのかい!地下鉄のつぎはぎサインが見苦しいo(><)oそれを「あえて」分析!
いやコレねー。乗り換えに使った大阪市営地下鉄 日本橋駅の堺筋線ホームにある柱というかエレベーターの裏側の壁なんですけどね。
ひどくないですか?(笑)乗り換えるときに、雑然としたサインやポスターがつぎはぎのように貼られている、この壁を見ると、朝から嫌な気分ですよ。「戦後か!」そんなよく意味のわからないツッコミも言いたくもなりますよ。
まぁ、地下鉄は市営ですからね、民間の感覚じゃないとはわかってますよ。おまけにこの場所に限らず地下鉄の駅は至るところに、こんなベタベタとした貼り紙がしてありますよ。
以前もブログで地下鉄のトイレにツッコミをいれましたが(そのときの記事はこちら)、本当はそのトイレよりも、こういう基本的なことができていないことが、一番、日常的にツッコミたいポイントですよ。
冒頭の画像の左側が堺筋線の線路側で、右側に下りの階段があって、千日前線ホームへつながっています。この位置で、何の案内がベタベタと貼ってあるのか、面白そうなので、ちょっと分析してみましょう!←ヒマか(笑)
↑ まず、左上に黄色で大きく「エレベータ」とあって(音引き無し)、その下にエレベーターのピクトグラムが貼ってあります。ピクトグラムは「エレベータ」の真下に中央揃えとか、左から回ってくれという雰囲気の左揃えでもなく、サッカー日本代表の本田圭佑のように、「あえて」の右寄りの下に貼ってあります。えーえー、あえて右下にずらして貼ったんですね。わかります。
↑ その下に、「あえて」今度は左下へずらして白いA4くらいの小さな案内で、「千日前線のりば へは エレベーター(音引き有り)もご利用になれます」という文字とUターンの赤い矢印です。すぐ上に黄色く馬鹿でかい「エレベータ」があるけど、「千日前線のりばへはこのエレベーターでいけますよ」ということをさらに念押ししたいのですね、えーえー、わかります。矢印で、この柱の裏側にエレベーターの入口があるよと伝えたいわけですね。えー、親切です。そしてこの部分だけ、海外からのお客様へ向けた英語の訳が入っているのですね!この壁のほかの大きなサインは全部日本語だけですけどね!えーえー、あえてね。
↑ 柱の右寄りに「千日前線のりば」と大きくサインが出ていますよね。乗り換える人には必要な目立つサインですよ、わかります。千日前線は路線図で色がピンクですから、それにサインも合わせてピンクにしたのでしょう。その下に、あえて、白い紙と赤い矢印で、「階段降りる」とくだっていく様子を示したのですね!えー、「千日前線のりば」の右下ではなく、あえて微妙に真ん中よりにずらした位置にね!
↑ この、「千日前線のりば」の下(やや左より)にも、「エレベータ入口」の貼り紙です。3つ目のエレベーター案内!?あ~わかった!千日前線に行こうと右の階段へ向かいかけたひとに、「ちょっと待った、この柱の裏にはエレベーターがあるよ」と教えてあげたいのですね。しかも赤い矢印の向きがさっきと違う!えー、わかりますよ。右に行こうとした人をぐっと左へ寄せて、柱の左から裏へ回そうという案内ですね。この柱の右からでも行けるけど、あえて左から回らせようとしてるんですね!えーえー、わかります。
↑ そして、ピンクで「千日前線のりば」とあるにも関わらず、その左下45度の位置に、あえての、もう一度「千日前線ホーム」のサインと、ここでは真下への矢印ですね!しかもここではピンク色にせずに、エレベーター案内と同じ黄色!なるほどー、「のりば」と「ホーム」と両方言っておけば、どっちかの言葉しか知らない場合でも安心!これで、千日前線へは、「下」「左」「右」の3つの方向の矢印があるということになり、結局どっちへ行こうがかまわないという意味なんでしょうか。
↑ そして、その下に、「火災時の対応」と「お知らせ Information(千日前線に可動式ホーム柵設置のご案内)」です。かなり小さい字で、歩行者を近くへ誘引して読み込んでもらう作戦ですね!なるほどー。「火災時の対応」という誰にとっても大事な情報に、英語のフォローは、あえて入れないのですね。わかります。
↑ さらに、その「お知らせ」の左少し上に、「駅構内 避難経路図」です。紙が焼けてうすーくなったプロ好みの図面に、細いピンクの線で改札や非常口へのルートを示しています。やっぱり、英語の案内はありません。えー、わかりますよ。
↑ 「駅構内 避難経路図」は、あえて「火災時の対応」のポスターと並べることもなく、エレベーター案内の矢印がついた紙と接するように貼りこんで、まるで避難経路が裏のエレベーターであるかのように誤解させる作戦ですね。えーえー、わかりますよ。上や外に逃げるべき非常時に、階下の千日前線へ、しかもエレベーターを使って降りるように誤解させるつもりなんですね。あえてね。
ここまで見てきた貼り紙の内容をグループでまとめると、下のような感じです。言いたいことがたくさんあるとは、このことですね(笑)
駅などの公共交通機関のサインを少しでもわかりやすくというのは、デザイン上の課題のひとつです。東京ではオリンピック目指して海外からのお客様が混乱しないように、これまで以上の刷新が進められるでしょう。
新しく建設される施設では、サイン計画は当然整備されているでしょうから、ある意味ほっといてもいいのですが、問題は古い駅などです。駅設備の改修には莫大なコストがかかるでしょうし、容易には進みそうにありません。
しかし、「だから、仕方ない」と放置するのではなく、このような貼り紙や案内くらいのレベルなら、デザイナーを入れて、問題点を洗い出し、情報を整理したり、小奇麗な貼り紙にしたらいいのに。。。個人商店じゃないんだから・・・といつも思うデザオなのでした。
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| 雑記 | 18:18 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑
一番最初の写真で笑いました!
見事に全く分からないですね・・・!
かと言って自分がデザインするってなったら、デザインに悩みそうですが。
(空間を案内するのが難しそう。。)
| Okazaki | 2014/07/31 00:16 | URL | ≫ EDIT