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グラフィックデザインの雨音

グラフィックデザイナー志望者&初心者に語りかけるブログ

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アーティストとグラフィックデザイナーの違いとは?①

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デザオは、おもに20代の下記のような方をメインターゲットにして、このブログを、できるだけ素直な言葉で平易に書こうと思っています。

●グラフィックデザインを仕事にしたいと悩んでいる
●職場でグラフィックデザインに関係する仕事をしている
●デザインの仕事に就いたけど、まだまだ勉強中!

そして今日は、そんな方によく質問される、アートとデザインの違いについてデザオの思うところを書こうと思います。

授業で学生のプレゼンを聞いたりしていて気になる「言い方」があります。それは

「私なりにがんばって制作しました!あとは見てくれた人がどう感じてくれてもいいと思ってます。」

それを聞いて私は「ん?」と思います。口ぶりによっては「なに!?」とちょっと立腹しているかもしれません(^_^;) 


こういう言い方をしている人は、自分をアーティストと勘違いしているのです。アーティストなら、たとえ道端に高さ3mのオブジェを設置して「自分なりに表現してみました!あとは通行人がそれぞれいろんな見方をしてくれたら嬉しいです」と言っても許されるでしょう。(道路交通法では許されるかどうか知りませんが)

しかし、デザイナーは違います。そのオブジェを設置することで、誰に、何を伝えて、どういう効果を引き起こしたいのか、狙いを決めてからつくります。そして、その制作行為に対してギャラを払って依頼しているクライアントがいます。商業的制作行為なのです。依頼者がいますから、その狙いについても、クライアントと合意してやっています。

ですから、クライアントへのプレゼンテーションの場で、もしデザイナーが「あとは見てくれた人がどう感じてくれてもいいと思ってます。」なんて言ったら、「おいおいおい!いいわけないだろ!」(笑)となります。「少しでも確実に、消費者に◯◯◯だということが伝わるように、狙ったとおりに伝わるようにしてくれよ!そういう打合せだったじゃないか」と言われます。

「なーんだ、好きにデザインできないなら、デザイナーになりたくない!」という方は、さようなら~です。この業界はムリでしょう。でも実は、狙ったことを伝える表現方法にはいろんな可能性があって、その範囲でならけっこう好きなデザインが出来るのです。でもね、やっぱり依頼されてることですから、あくまで最終的にはクラアントが喜んでくれないと依頼にこたえたことにならないのです。

・・・と、ここまでで説明をやめておくのが、一番わかりやすい終わり方なのですが、本当はもうちょっとややこしい話もあるのが現実です。デザイナーにはあまり関係ない分野の話ですが、ギャラを払ってアート作品の制作を依頼するという場合もないことはないですし、グラフィックデザイナーがアーティストだった時代も確かにあったと思うからです。

そのお話はまた次回に・・・。

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