【レイアウトのコツ②】マージンの幅が、「ゆったり感→上品さ」をつくる。
昨日に続き、レイアウトの基本、マージンの話でーす。
マージンの幅は何cmにしたほうがいいなどの決まりはありません。しかし、中身の要素の文字組や写真の数が多いほど、自然とマージンは狭くなりがちです。しかし、中身が多いからとどんどん狭くしては、誌面全体のゴチャゴチャ感が強くなります。
レイアウトは、文字や写真などのレイアウト要素を少なくすればするほど、誌面がシンプルになり、伝えたい事が明確に、インパクトは強くなります。
そこで、あえてマージン幅を一定に保つことで、レイアウトがパラパラするのを防げます。また、マージン幅を広くすることで、レイアウトがもたらす印象「ゆったり感」「すっきり感」を出し、結果的にシンプルにして、「上品さ」「高級感」を出していくことができます。
この記事冒頭の2枚の画像は、昨日の記事の画像より、さらにマージンが広がっています。さらに上の画像は、この記事冒頭の画像から、さらにマージン幅を広くしたものです。周辺のゆったり感が増しています。その分、中身の要素も相対的に小さくしないとバランスが悪くなります。
中身の要素を小さくすると、写真は小さくインパクトは弱くなり、文字も小さく読みにくくなります。しかし、それは「大きさ」という機能的な現象としてはネガティブに聞こえますが、誌面全体の印象ではむしろ「上品な」印象になるのです。
レストランのメニューでも、高級レストランになるほど、メニューや価格の文字が小さくなっていきます。つまり、シンプルで余白がひろくあることは、「大きな文字や写真を使って声高に叫んでいない」ということで、ゆとり、高級感、上品さ、といった印象を伝えるのです。
高級ジュエリーのカタログなどは、1ページの中央に、リングなどの商品写真が小さく配置(レイアウト)されていて、数も1つか2つしかなく、品名と価格などウルトラ小さく書いてあって、いかにも「値段がいくらかなんて無粋なことは気にしないでしょ?」と言わんばかりです(笑)
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| デザインの基本(実践編) | 18:18 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
最近デザイン業界に入ったばかりのものです。
最近このブログをチェックするのが日課になっています^_^
仕事で雑誌のデザインなんかもするもんで、レイアウトの奥の深さを改めて感じます。
復習にもなって、このブログはすごくありがいです( ̄▽ ̄)
| デザたまご | 2014/07/12 21:25 | URL |