グラフィックデザインの雨音

グラフィックデザイナー志望者&初心者に語りかけるブログ

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「私ってデザイナーとイラストレーター、どっちに向いてますか?」って質問どーなの?

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出会って間もないのに、講師に、こういう質問をする学生さんは、けっこう多いんです。で、いつも不思議に思うんです。

同じように悩んでいる読者さんがいたら、一緒に考えて欲しいんです。どっちに向いているか判断したり意見が言えるようになるには、「あなた(質問者)」をかなり理解しないとできません。少なくとも何個かの課題を提出したり、描いた絵を見せてもらったりしないと、力量すらおしはかることができません。

しかし、もし仮に1年ほど一緒に過ごして、その学生さんの力量や性格をよく理解したところで、同じ質問をされたとしても、やはり最終的には、その講師の意見を聞いてどーするの?と問いたいです。講師から、「デザイナーになったほうがいい」とか、「君はイラストレーターになったほうがいい」と言われて、「そうかー」と従うでしょうか?

おそらく従わないでしょうし、悩みがより深くなるだけでしょう。



将来の自分の進む方向性を、グラフィックデザイナーとイラストレーターで悩んでいるという状態は想像にかたくありません。以前の記事でも、絵の上手い人が、画家ではなくグラフィックデザイナーという道を選択する件について触れたことがあります。また、わたし自身も同じように悩んだことがあります。

しかし、「私ってデザイナーとイラストレーター、どっちに向いてますか?」という質問の仕方は、読者の皆さんも薄々感じていると思いますが少し「幼い」ですよね。「私は看護婦さんと保母さんとどっちになったらいいと思いますか?」のように聞こえます。

自分はどう思うのか?

まず基本は、「自分はどうなりたい」を悩み尽くすのが先ですよね!

たとえ人から「あなたは絵が上手いからイラストレーターになったらいいよ」と言われても、本人が、「いや私はイラストは好きだけど、グラフィックデザイナーとして広告をやりたい!」と言えば、誰が止めるでしょう?

極端な例かもしれませんが、もしその学生さんが「父親がやっていた伝統織物の後を継ぐか、就職するか、どっちがいいですか?」と質問していると置き換えれば、話はわかりやすいかもしれませんね。誰でも「そんなん自分で決めろや!」となります(笑)

むしろ人に反対されてもやりたいことを決めたのなら、それに向かってどう勉強したらいいかを講師に聞けばいいのです。きっと周りの人もその目標に近づくためのアドバイスをくれるし、応援してくれるでしょう。

自分で決めるための情報を聞け

ですから質問することは、「どちらがいいか」という質問ではなく、自分でそれを悩み尽くすための、判断材料を人に聞いたり、自分で調べたりすることなのです。

デザイナーはどんな仕事なんですか?イラストレーターはどうですか?どっちが競争がはげしいですか?どういう仕事の流れなんですか?どうやったらイラストレーターになれますか?海は死にますか?山は死にますか?風はどうですか?空もそうですか?おしえてください。←うん?さだまさし??

講師は人生の責任を取らない

どんな学校教師でも講師でも、「こっちの道をいきなさい」なんて言ったとしても、その責任を取りません。もしそういうセリフを躊躇無く言う講師がいたとしたら、よほど無責任な人か、ノストラダムス並みの洞察力であなたの将来が見えている人です。責任ある講師なら、あなたの人生をどっちにしろなんて、おいそれとは言えません。

あなたに明白で致命的な問題がある場合

「こっちの道を行け」なんて言う講師は、無責任かノストラダムスだと書きましたが、それ以外にもうひとつ考えられる理由があります。それは、学生であるあなたによほど明らかな問題点があって、どちらかになれないと見越している場合です。

例えば、本人が「グラフィックデザイナーかイラストレーターか迷っている」と言っていても、実際にイラスト作品を見ると、とにかく個性的だとかで済まされないほど絵が下手だとか、「私は昆虫の絵しか描きたくありません」とかいう思い込みが激しい場合です。

もしそのような明らかな問題点があれば、講師は、この学生はイラストレーターになるのは難しいんじゃないか・・・と思って、「グラフィックデザイナーになるようがんばったほうがいいんじゃないかな?うん!」と言うかもしれませんね。

でもよく考えてみると、このパターンも、講師が長い経験と見地から、ノストラダムス的な洞察力を発揮していると言えるかもしれませんが・・・(笑)

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