結論までが遠い!一番伝えたいことは・・・!?阪急三番街で見かけたポスター
ある日の阪急三番街で見かけた、ポスターです。
爽やかな空を背景に白いたんぽぽの種が飛んでいるメインビジュアルです。風に舞い上がる種に男女がぶらさがっているメルヘンチックなイラスト(写真かもしれませんがイラストっぽくなっています)もあります。
キャッチコピーは、『届けたい「気持ち」があったりします。』です。文字はすべて白抜きです。薄めのブルーの背景からの白抜き文字は読みにくくなりがちなものですが、そんなこともなくブルーは可読性がある絶妙の濃さにされていますねー。
当ブログ「グラ雨」では、コンセプトを「一番伝えたい情報」と「一番伝えたい印象」と「広告を見た人から引き出したい反応」の3つに分けて解説しているわけですが、それに照らすと「印象」はとても爽やかで、春らしい心地よさ、メルヘンチックな雰囲気があります。地方銀行っぽい、優しいタッチです。
でも、「情報」と「引き出したい反応」がわかりにくいですね~!早い話が、「これって、何のポスター!?」という基本的な「情報」が伝わりにくいなーということが問題点です。ポスターを見た人が、それを気にかけてくれたとして、キャッチコピーだけで見ると、お中元の話かな?とか、銀行のポスターかなと思いませんか?
本気で何のポスターだろう?と書いてある文字を探ると、キャッチコピーの次に目立つのは、右下の阪急三番街ロゴの上にレイアウトされているショルダーコピー、「笑顔で、笑顔に。」です。松田優作じゃなくても、「なんじゃあ、こりゃあ!」って言いたくなるくらい、全然意味がわかりません(・・?) 超あいまい。
仕方なくもっと隅っこに探りを入れると、左下に小さな四角い画像があり、「阪急阪神おでかけカード 会員募集中」と書いてあります。それを読んではじめて、ああ、この四角はカードの画像かとかろうじてわかります。
しかし、「ほう、阪急阪神の何かのカードの会員募集のポスターだったのか?」と思って、あらためてそのつもりで、ポスター全体を引きで眺め、キャッチコピー『届けたい「気持ち」があったりします。』を再度読みなおしてみます。
でもやっぱり、「なんじゃあ、こりゃあ!」なのです。
本気でよくわからなかったので、阪急阪神おでかけカードのホームページを訪れてみました。するとこのカードは、「阪急阪神グループの13のショッピングセンターで使える共通ポイントカード。(2015年4月1日よりご利用いただけます)」とあります。
そっか~!ポイントカードの会員募集中なのか。やっと少し謎が解けてきました!
「ポイント」を、『届けたい「気持ち」があったりします。』という意味なのかな!?でも、「・・・があったりします」という言い方!?(・_・;? はなから、ポイントが付かないケースもよくありますよという暗示なのか?(笑) まさかね~。
というわけで、何が言いたいのかわかるのに時間と手間のかかるポスターだなぁ!と思ったデザオなのでした。。。
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