「今日の授業にはノウハウが入っていたかな?」と考えるようになったキッカケ。
数年前、ある学校でグラフィックデザインの出張授業を終えたときのことです。
その学校のかたがこう話してくれました。
「いや~、デザオさん、ほんとありがとうございます!生徒も盛り上がってましたし、私たちにもとても勉強になりました。」
「いやいや、ご謙遜を」
「いえ、本当です。これまでも何度か、外部のかたに講義をお願いしていたのですが、自慢話で終わるかたが多くて困っていたんです。そのときだけは学生も、すごいなーってなるんですけど、結局何も残らないんですよ。」
「は、はぁ、そうですか。」
「ええ、こんな大きな仕事をやっている、海外ロケもしょっちゅうだ、君たちには難しいだろうけどがんばれよ、みたいな話です。でも、結局ノウハウを何も語ってくださらないんですよ」
「なるほど」
とりあえず今日の授業について褒められたようだと安堵しながらも、なるほどなー、そういう視点で困っていたのかと、複雑な心境になりました。
自分を振り返って、つまらない自慢話をしていなかったかな?と気になりながらも、とりあえず、この学校の方は喜んでくれたのだといいように理解しました。
考えてみれば、ゲスト講師は生徒が憧れるような大きな仕事の実績があり、えらそうにしているほうが箔が付いていいと思うのですが、学校の人は、もっと具体的なノウハウや実務のことを話して欲しいということだったのです。
それまであんまり意識したことはなかったのですが、それ以来、普段の授業内容を考えるときでも、「今日の授業には何かノウハウが入っていたかな?」ということを意識するようになりました。
勉強になります。
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| 雑記 | 17:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
デザオ先生の授業は必要な心構えからデザインのスキルまで、本当に具体的に細かく教えてくださるなー、と早い段階から思ってました。
先生に教わることができて本当に良かったと思ってます!
また明日も記事楽しみにしてまーす*\(^o^)/*
| okazaki | 2015/05/09 19:48 | URL |