挑戦の数だけ、保険がある。東京海上日動のキャンペーン
画像は阪急うめだ駅です。東京でもあちこちで展開している東京海上日動の広告「挑戦の数だけ、保険がある。」ですね。
ひとつひとつのビジュアルコミュニケーションを見ると、登山家、プロポーズしている男性、母親のハイヒールで歩こうとする小さな女の子、スポーツ選手など、いろんな種類の挑戦が描かれています。
残念ながら画像はないのですが、車内吊り広告ほか、いろんな掲出場所で同じキャンペーンを目にしました。
キャッチコピーと社名ロゴ+ロゴ上のショルダーコピー以外の文字情報がないことから、知名度UPや、ブランドイメージを意識した、かなりピュアで古典的な企業イメージ広告だと言うこともできると思います。(「私たちはすべての挑戦を応援します。」というフレーズがある場合もあります)
この広告を見て、「おお、いいねー、じゃあ保険に入るか。」とならないだろうというところがポイントです。あくまでじわっといいイメージで浸透していくことが狙いでしょう。
きっとスペシャルサイトがあるだろうと見てみると、やっぱりありました。(↓)
ブルーのコーディネートがキレイですね!リキッドデザインで快適ですし、CM動画も楽しめます。
さて・・・。
広告としては面白いです。「ああ、あんな挑戦、こんな挑戦、いろいろあるなー」と楽しめます。
しかし、読者の方の中でも気になる方が多いのではないでしょうか。「挑戦の数だけ、保険がある。」と言えるような素材はほとんどありません。
アルピニストの登頂や、海外留学に出かける娘を空港に見送りにきた両親のCMなら「保険」もよくわかりますが、それ以外は、恋の告白にしても、子どものハイヒールにしても、保険がありません。
ラブレターを渡してもしふられたとしても、何の保証もないというCM素材を見せながら、「挑戦の数だけ、保険がある。」は矛盾していません??
まして、スペシャルサイトの中で紹介されているたくさんの「挑戦」のバリエーションも、
「今夜は無礼講だ!」という部長の言葉を真に受けてみる。
花粉症だが、花見が好きだ。
給料日まであと3日。財布には2000円。それでも誘いたい人がいる。
などなど、コピーとしては面白くても、保険がかけられない挑戦ばっかりじゃないですか。それで「私たちは・・・応援しています。」って、言えるんでしょうかねぇ。
それに、もっともリスクを取らないのが損保会社のような気もしますが・・・。
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