グラフィックデザインの雨音

グラフィックデザイナー志望者&初心者に語りかけるブログ

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「iPhone6で撮影」セールスポイントを絞り込んだ広告

iPhone6で撮影6 

先週、大阪梅田の阪急百貨店前です。柱巻き広告で、iPhone6の広告ですね!今日は褒めますよー(笑)

画像でおわかりのように、「iPhone6で撮影」というキャッチコピーの白バックの面と、いろんな種類の写真が展開されています。白バックの面には、アップルのロゴとキャッチコピー、そしてワールドギャラリーと称するWEBページのURLがあるのみです。当然のごとく、アップルはシンプルですね!トーン&マナーが徹底しています。

iPhone6で撮影2
 

実際に、デザオが柱巻きの写真を間近で見てみると、確かにiPhoneで撮影したとわかるジャギー(ビットマップ画像などに見られるギザギザのこと)が見えます。しかし、引きでみるとあまり目立ちません。

まして、WEBは解像度が高くなくてもある程度きれいに見えますし、柱の蛍光灯やLEDによる電飾より、均一で美しく見えますから、ワールドギャラリーのページを見てみると、本当にきれいな世界の写真が並んでいます。ぜひのぞいてみてください。

こちら→ Apple World Gallery 
https://www.apple.com/jp/iphone/world-gallery/

iPhoneでこんなにきれいに撮影できるなら、宮崎あおいよろしく首から一眼レフをぶらさげてカメラウーマンを気取らなくても、優れた感受性があり、少し足をとめてiPhoneを出す手間さえ惜しまなければ、誰もが一流のカメラマンに成れる!そう驚かさせてくれる広告です。

iPhone6で撮影4
 

よく考えてみると、iPhoneの商品そのものではなく、iPhoneに搭載されているカメラ機能をセールスポイントに特化した広告企画です。iPhoneの山ほどあるであろうセールスポイントの中から、たったひとつに絞り込んだということに拍手喝采です。

広告メッセージの基本は、言いたいこと(それがコンセプトなのですが)をできるだけ、ひとつに、かつシンプルに、絞り込むことです。それが上手くできればできるほど、メッセージは明快になり、逆に広告表現アイデアの幅も広がります。それが結果的に、魅力ある広告につながります。

広告制作関係者なら誰もがわかっていることですが、実行するのは本当に難しい。お金のかかったキャンペーンであればあるほど、せっかく広告を出すのだからと、「あれも言いたい、これも言いたい、あれも入れてくれ、これも入れてくれ。」となるものなのです。

そうなるとキャッチコピーがカバーしなければいけない情報の範囲も広がりますから、必然的に抽象的になっていき、曖昧なキャッチコピーを使って、いろんな情報をくくらないと(まとめないと)いけなくなります。そして表現のコモディティ化が起こるのです。

それをこのひとつに絞り込んでそれ以外を捨てる勇気。それがいつも感じる、アップルの広告の偉大なところなのですね。

iPhone6で撮影3
 

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