グラフィックデザインの勉強のスポーツな部分を甘く見てはいけないよ~。
このブログを書いていて、友人にこんなことを聞かれました。
友「学校で教えてることをブログに書いちゃっていいの?」
デ「なんで?ダメ!?」
友「だって授業料払って学校行ってるのに、ブログで見せちゃったら、それでいいじゃんってことにならないの?」
デ「大丈夫だよ~。読むだけでデザインできるようになったらいいけど、そう簡単じゃないよ。それに卒業生にはいい復習になると思ってるからねー」
この、「そう簡単じゃない」部分について今日は書きまーす!
デザインの勉強(仕事)は、スポーツみたいなもの。
初期の学生さんが悩む部分は、ロジックではなく、むしろ実践です。デザインの勉強を始める前は、「私はセンスがいい」「デザインが好き」「デザインできたら楽しそう」など、自分がルンルンでデザインしている成功イメージを持っています。
しかし、ひとつ、またひとつと制作課題に取り組むたびに、「あれ、何か納得いかない」「もっと可愛くもっとオシャレになる予定だったのに」ふと隣の人を見ると「あれ?A子ちゃんやB男くんのほうがなんかいいもの作ってる」と、思うように成功しない壁にぶつかります。
でもこれは誰であれ新しいスキルを得ようとするときにぶつかる当たり前の壁です。ついつい教室でデザイン史のノートをとったりしていると、勉強している気がしますが、それはデザインのルールブックの方の勉強なんです。
たとえば、野球選手になりたいという小学生が野球の勉強を始めるとなると、プレイ(運動・実践)と同時に、野球のルール(規則やノウハウ)を知らなければなりません。ブログで語れるのは、ルールだけです。プレイのほうは、「プレイしてねー!プレイしたほうがいいよ!」と励ますことはできても検証はできません。
小学生は、実際にボールを投げてみたり、バットを振ってみたりして、「意外と難しい・・・」と気づくのです。そして、千本ノックをしたり、夜中に自分の家の庭で素振りしたりして(今どきしませんかねー^^)身体を動かしてプレイが出来るように努力します。
デザインの勉強も同じだと思うんです。
理屈はわかった!でも実際にアイデアを考えたり、レイアウトしてみたり、色を決めたりして、「なんで自分のは良くないんだ?何が問題なんだろう?」と悩み、講師や上司にアドバイスをもらって、「そうかぁ!そこを修正すれば良かったのかー」とか、「気付かなかった、奥が深いな~」とか、解決or改善するというケーススタディを繰り返して、できるようになるものだと思います。
「野球入門」という本を熟読したとしても、助けにこそなれ、実践ができる保証にはなりません。野球解説者にはなれるかもしれませんが、プレイヤーにはなれません。デザインの勉強も、ロジック→実践→ロジック→実践が、交互に来ないと本当のスキル向上には繋がらないのです。
「学校で教えてることをブログに書いちゃっていいの?」という質問以外に、こういうことをきかれることもあります。「1年くらい学校行ったところで、デザインの勉強ってできるの?」という質問です。これも、今日のスポーツの話ととても関連してますが、長くなるのでまた明日でーす。
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初期の学生さんが悩む部分は、ロジックではなく、むしろ実践です。デザインの勉強を始める前は、「私はセンスがいい」「デザインが好き」「デザインできたら楽しそう」など、自分がルンルンでデザインしている成功イメージを持っています。
しかし、ひとつ、またひとつと制作課題に取り組むたびに、「あれ、何か納得いかない」「もっと可愛くもっとオシャレになる予定だったのに」ふと隣の人を見ると「あれ?A子ちゃんやB男くんのほうがなんかいいもの作ってる」と、思うように成功しない壁にぶつかります。
でもこれは誰であれ新しいスキルを得ようとするときにぶつかる当たり前の壁です。ついつい教室でデザイン史のノートをとったりしていると、勉強している気がしますが、それはデザインのルールブックの方の勉強なんです。
たとえば、野球選手になりたいという小学生が野球の勉強を始めるとなると、プレイ(運動・実践)と同時に、野球のルール(規則やノウハウ)を知らなければなりません。ブログで語れるのは、ルールだけです。プレイのほうは、「プレイしてねー!プレイしたほうがいいよ!」と励ますことはできても検証はできません。
小学生は、実際にボールを投げてみたり、バットを振ってみたりして、「意外と難しい・・・」と気づくのです。そして、千本ノックをしたり、夜中に自分の家の庭で素振りしたりして(今どきしませんかねー^^)身体を動かしてプレイが出来るように努力します。
デザインの勉強も同じだと思うんです。
理屈はわかった!でも実際にアイデアを考えたり、レイアウトしてみたり、色を決めたりして、「なんで自分のは良くないんだ?何が問題なんだろう?」と悩み、講師や上司にアドバイスをもらって、「そうかぁ!そこを修正すれば良かったのかー」とか、「気付かなかった、奥が深いな~」とか、解決or改善するというケーススタディを繰り返して、できるようになるものだと思います。
「野球入門」という本を熟読したとしても、助けにこそなれ、実践ができる保証にはなりません。野球解説者にはなれるかもしれませんが、プレイヤーにはなれません。デザインの勉強も、ロジック→実践→ロジック→実践が、交互に来ないと本当のスキル向上には繋がらないのです。
「学校で教えてることをブログに書いちゃっていいの?」という質問以外に、こういうことをきかれることもあります。「1年くらい学校行ったところで、デザインの勉強ってできるの?」という質問です。これも、今日のスポーツの話ととても関連してますが、長くなるのでまた明日でーす。
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| デザインの基本(考え方編) | 17:17 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
先生のブログ、いつも職場のMACで、昼ご飯食べながら拝読しています。
未経験から業界入りさせて頂いて、おかげさまで9ヶ月目になりました。
そんな私にとって、先生のブログ、本当に復習にもなりますし、勉強にもなるので、感謝しています。
で、
毎日読ませて頂く中で、たま〜に振り返りたくなるブログが、この「デザインの勉強はスポーツみたいなもの」の回です。
なんだか本当に身にしみるんです。
若葉マークな私は、普段は「決められた通りの(あらかじめラフられた)原稿をつくる」ことを繰り返していて、紙面のあしらいやデザインに関して上司にアドバイス・・・
というか指導をいただきながら仕事を進めています。
そんな中でよく上司が言うのが
「経験積んで、体で覚えなきゃならない最低限の暗黙のルールがあるんだよ」
「お前はまだそれが身に付いてないし、基礎がなってないから、お前にデザインはまだ早い」
という言葉です。
早く私も、イチからクライアントさんと打ち合わせたりラフを起こしたり、アイディアを提案できるようになりたいな、と思う毎日です。
デザインて、本当に奥が深いですね。
| 卒業生Aです! | 2014/08/08 13:02 | URL |