「物量作戦」という表現方法を使ってみる。
はーい!
前回の記事でも書きましたが、この頃、ブログで具体的な広告表現アイデアのヒントを少しづつピックアップしたいなーと思っています。今日も、そういう視点で世の中の広告を勝手にとりあげて考えまーす。
「いろんな未来が、あなたを待ってる。」というリクナビのポスターです。「いろんな未来」を受けてレイアウトされているのは、たっくさんの企業名です。1行目冒頭には、[参画予定企業の一部(50音順/1月15日現在/近畿エリア)]と書いてあって、そのあと、ア行からズラズラズラっと、企業名が箱組で入っています。
ポスターのほとんどのスペースをこれらの企業名の小さな文字で埋めてしまうという、ある種の「物量作戦」ですね!「物量作戦」は、「ちょっと面白いでしょ?系」アイデアとして、決して珍しくありません。たとえば、この下の記事でご紹介したポスターも一種の「物量作戦」です。(↓)
関連記事:野心的だけど、よくあるアイデア!たくさんの画像で大きな絵を作る。でも問題点は他に・・・。
リクナビのポスターの場合は、やみくもに文字を増やしているのではなく実際の企業名ですから「物量」にも確かな「価値」があります。ウソや間違った情報を載せられませんものね!
そういう意味では、面白いアイデアとも言えますが、惜しむらくは、第一印象がかたすぎるのが残念かなぁというのがデザオの感想です。そう思いませんか??
これだけの「物量作戦」をしても、実際にどんな企業があるのか真剣に最初から最後まで目を通してみようというリクルーターはなかなかいないことは想像にかたくありません。それは「物量作戦」表現の面白みでもあり、デメリットでもあり、周知の事実です。
だとすれば、もっと第一印象で引きこむようなビジュアルを使ったり、文字の入れ方(タイポグラフィ)でもっと遊んだりして、「もっと良く見てみよう」と思わせる工夫があってもいいのにな、と思います。
一方で、その文字は企業名ですから、ランダムなレイアウトをしようとすると、「うちの会社よりあの会社のほうが目立つ位置にある」、「うちの社名が斜めになってる!しかも右肩下がりは失礼だろう!」などの、「カタクルシイ」指摘を受ける恐れもあり、しかたなくこうなっている可能性もありますから、あまり責めることはできません。
さぁ!本来の主旨に戻ってまとめましょう!
この「物量作戦」、あなたの悩んでいる目の前の課題(仕事)でも、使えるのではないですか?サムネイルの1案は、常に「物量作戦」を考えてみる!くらいに取り入れてみましょう!
「物量作戦」はインパクトがありますが、このリクナビのポスターのように、「実際には全部読まない」とかになりがちです。なので、これを上手くスケールダウンして「物量」を絞ることで、ちゃんと情報の中身の見える広告案にもアレンジできますからねー!
いつもクリックありがとうございます!
↓FC2ブログランキング、にほんブログ村、人気ランキングに参加しました。
それぞれ1クリックしてくださるとデザオとっても嬉しいですオー!よろしくお願いします!


にほんブログ村

デザイン・アート ブログランキングへ
スポンサーサイト
| 雑記 | 15:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑