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グラフィックデザインの雨音

グラフィックデザイナー志望者&初心者に語りかけるブログ

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修成建設専門学校の広告② つなぐ

つなぐ 

前回に続いて、修成建設専門学校の電飾看板広告の2つ目です。(すいません、画像の看板に映り込みがはげしくて・・・!)

メインビジュアルは「綱」というか「ロープ」ですかね。まるでのし袋のように固く結び目ができています。キャッチコピーは「つなぐ」です。

(コピーの内容)
つなぐ

もの以上にながもちするもの。

ものづくりを介して人と人が出会う。人とものが出会う。
そのとき生まれた関係や、感情や、思い出は、ものが消えたとしても無くならない。
かたちはなくても、ずっと存在しつづけるものだ。
出会いに欲張りになれ。それがきみの財産になる。

建設業界のスペシャリストをめざせ!
修成建設専門学校


さぁ、読者の皆さんの反応はどうでしょうか?

基本的にここで語っていることは、「もの以上にながもちする、人との出会いが大切だぞ」という若者へのメッセージですね~。結び目のある「ロープ」で、「人のつながり」を象徴しているという感じです。

でも、どうでしょう?前回の「めざす」のときにも、メインビジュアルと、2行目のサブキャッチとの矛盾を感じましたが、今回もメインビジュアルの「ロープの結び目」と、「もの以上にながもちするもの。」というサブキャッチのフィット感に違和感を覚えてしまいます。

ここまで読んだ段階では、ロープはそんなに長持ちしないだろう?風雨にさらされて黒くボロボロになって朽ち落ちてしまうよ?そう思ってしまいます。良い事を言っている風ではありますが、それが「ロープのように」というたとえでは矛盾を感じてしまうのです。

また、「ものが消えたとしても無くならない。」を読んでも、いやいや、人の関係や、そのときの感情や、思い出こそ、無くなるんじゃないの?と穿った見方をしてしまいます(笑)「かたちはなくても、ずっと存在しつづけるものだ。」というのも、同じくオーバーだなと思いませんか?

「人との出会いが財産になる」という考え方には、とても共感しますが、写真とコピーとのマッチングに説得力がないのは残念です。

ロープやロープで作った結び目が、「ながもち」するかのように語るから無理がでるんだと思うんです。「ながもち」にこだわらずに語れば自然にマッチングも成立すると思うんですよ。

僭越ながら、独自の視点でまたも勝手に修正!せめてこれくらいにすれば、ロープを使う意味も出るように思うのですがいかがでしょう?

つなぐ

強く結ばれて力を発揮する

ものづくりの現場で何度も結ばれるロープ。
それは、人と人の出会いのように、
必要に応じて固く結ばれ、驚くほどの力を発揮する。
あるときは解かれ、あるときはまた結ばれる。
その価値を一番良く知っているのが、現場のスペシャリストだ。


建設業界のスペシャリストをめざせ!
修成建設専門学校


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