グラフィックデザインの雨音

グラフィックデザイナー志望者&初心者に語りかけるブログ

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生徒のフットワークが重い!?面白がるより、めんどくさがるが主流なのか?

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今日はめずらしく愚痴のひとつもこぼしましょうかね・・・。

グラフィックデザインコースを持つ、ある他の専門学校関係者の方とお話していて、学生のフットワークが重いという話題になりました。確かに身近な講師陣の人たちの意見でもそう聞く事が多いですし、デザオ自身、そう感じるときがあります。ほかの学校でもそうなのかと思いました。これは、いったい何なのでしょう?

大前提として、個人差は大きいですからね。なんでもやってみようと行動を起こす生徒たちももちろんいるんですよ。でもあくまで平均的な話として、積極性に乏しい、行動を起こすのを敬遠するというのは、ここ数年の世代の生徒共通の特徴で、年々ひどくなっている印象があります。

具体的な例を3つあげてみましょう。

1. 出かけるのが億劫

面白い展覧会がある、デザインに関係するイベントがある、新しいお店やショッピング施設がオープンした、などの街情報があるとしましょう。情報を聞いたときは、面白そう!行ってみたい!興味がある!と言っているのに、1週間たっても、1ヶ月たっても、行ったと言わない。忘れたころにきいてみると、ああ、そうですね、行ってないです。忙しくて、と言う。

2. アナログ作業が億劫

絵の具で絵を書く、鉛筆でスケッチしたり、タイポグラフィのアイデアスケッチをする、大型の作品を工作する、などのアナログ制作物があるとしましょう。やりだすとそれが楽しいとわかるのですが、やりだすまでが後期高齢者並に腰が重い。なんだかんだと理由をつけて着手しない。まるでテスト前の勉強のように、やらないといけないとわかっちゃいるけど、ぎりぎりまでやりたくないかのようです。

3. ネットになかったらない

時代でしょうか?世代でしょうか?こだまでしょうか?写真素材を探すのも、情報を調べるのも、ネットです。それ自体は別にいいのです。便利で効率的ですからね。でも、ネットで見つけられなかったら「なかったです」で終わるのはおかしいでしょう?(笑)企業やお店に電話1本入れてきいてみれば済むようなことをしない。図書館や書店に行けばありそうなものを確認しない。ネットで誰かが調べてアップしてくれてない情報は、見つけようがないとあきらめてしまうのです。ネットのなかった時代はどうしてたと思うんでしょうか?

まるで引きこもりやニートのような内向き性向が、実際の意味だけでなく、学習スタイルの傾向としてもじわじわと影響しているかのようです。そんな時代だから仕方ない、と済ませてしまうには怖すぎる傾向です。

もちろんそこで、講師なんだから、行動を起こすことによって得られることの良さや楽しさを理解させ、満喫させ、自らそれに気づくようにもっていけよ、と言われればそれまでですが、それを学生に直接訴えかけないと伝わらないくらいになったんだなと、驚きとともに自覚してきています。

実際に生徒に行動させてみて、やってみたら面白いでしょう?と聞くと、面白いです!楽しいです!とこたえるのですが、じゃあ、授業でなくても自分でもやってみたらどうですか?って聞くと、めんどくさいから多分やりません、ってなるんです(笑)ガクっ・・・(^_^;)


均質化するデザイナーの才能

なぜ上記の1、2、3のようなことがいけなくて、デザイナーたるもの行動を重視してね!と言うのか。再度整理してみましょう。

1. 出かけるのが億劫

これによる問題は、いわゆる経験知が少なくなることです。行ってみて初めてわかる魅力、発見、自分なりの視点で見た感想が生じません。ネットや雑誌で、どこかのライターが編集して提示してくれた情報で知ってる気になっているだけで、自分のオリジナルな体感がないと、オリジナルな表現が乏しくなります。

2. アナログ作業が億劫

デザイナーになりたい人は絵が上手い、という昔と違って、必ずしも芸術志向の人材がデザイナーになるとは限らない時代です。デザインという工程をとてもビジネスライクに捉えているためか、デッサンは嫌い、絵を描くのは苦手だから嫌い、ハサミやカッターを使うことは滅多にないので工作もパネル貼りも嫌い、という学生さんが増えています。すべてパソコンの前に座って仕事が済むのが楽ちんということなんでしょう。

でも、本当にそう考えているとしたら嘆かわしいことですし大間違いです。イラストでも書道でも立体物でもアナログ表現の魅力(←デザオはこれをアナログのありがたみと呼ぶのですが)がないと、グラフィックデザインの世界が、単調でフラットなものになってしまいます。

3. ネットになかったらない

ポンっと答えが見つからないことが、楽しいし勉強になります。答えを探すために試行錯誤したり、遠回りしたり、答えはないんじゃないかと葛藤したり苦労することが、糧となります。なかったらどうするか?そこでやっと自分のオリジナルな表現を考えられるのです。

見回してごらんなさい。どこかで見たようなキャラクターデザイン、似たり寄ったりのストーリー、どれもこれも驚きのない、どこかで見たような表現にあふれる「均質化」した世の中を!そんな中で少しでも人と違うことをしようと思ったら、ネットで探している場合じゃないですよ。

情報は足で稼げ

よく刑事ドラマで、ネタは足で稼げ!と言っていますよね。あれは聞き込みのことを言っていますが、本当だと思います。「情報は足で稼げ!」です。デザイナーも経験や知見を広めること、頭の引き出しを増やすことで、表現の幅が広がるという意味で、「情報も経験も足で稼げ!」です。

出不精にならないように行きましょう!!

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