アサヒスーパードライCMを見て「あっ!M:I 2のトム・クルーズをやってる~!」影響しあう表現はOK!?
現在放映中のアサヒスーパードライのCMを何気なく見ていると、いくつになってもデザオくらい男前の福山雅治が、画面に向かってグラス(メガネというと何かカッコ悪いのであえてグラスと呼びましょう)を投げるシーンがありました・・・。
「あっ!これはトム・クルーズのミッション・インポッシブルⅡ(M:I 2)の冒頭のシーンを使ったなぁ!」と思ったのですよー(^○^)ニヤリ きっとそう思った人も多いんじゃないですかねー!
M:I 2の比較的冒頭のシーンで、バカンスでロッククライミングをしていたトム・クルーズ演じるスパイのイーサン・ハントに、CIAの特殊作戦部IMFからのヘリがパタパタ・・・と近づいてきてミサイルを地面に打ち込みます。そこにはサングラスが・・・。
イーサンがそのグラスをかけると映像と音声で仕事の指令=ミッションが伝えられます。カッコイイー。そして、最後にお決まりの、「このメッセージは5秒後に消滅する」というセリフ。要はボッと燃えちゃうか軽い爆発を起こしてミッションの証拠が残らないようにするんですよね。
「今度バカンスに出る時には行き先を言うように」との音声に、イーサンはかけていたサングラスをはずしながら、「行き先を教えたら バカンスにならない」と呆れるようにつぶやきながら、そのグラスを投げ放ちます。
そしてグラスが爆発するシーンから、あのミッション・インポッシブルのテーマ曲が始まるという、まさに「決め」のシーン。それが冒頭の画像の左側です。
そして右側がアサヒスーパードライのCMで、福山雅治がかけていたグラスを同じように画面に向かって投げるシーンです。絶対、意識して真似してますよね―!(^_-)-☆
CM動画を確認しても、前半全体にスパイ映画かSF映画を意識したサイバーな演出がされています。
これはスーパードライのスペシャルサイトを見るともっと顕著で、「影響を受けている」というより、ちょっとパロディっぽくしたいんじゃないの?と思うくらいです。(↓)
さて、本当にこのスーパードライのCM制作者が、M:I 2のシーンを真似たかどうかは別として、デザオは別に責めているわけではありません。むしろ、こんなことは良くあるし、こんなあからさまな影響をしあって、表現は進化しているんだよーと若い読者の皆さんに言いたいのです。
映画「マトリックス」が、映像革命と呼ばれた特殊な撮影技法を取り入れて話題になったあと、あきらかにその撮影技法の影響を受けた映画がたくさん生まれましたよね~、チャーリーズ・エンジェルとか。ほかにも、シュレックとか素直にパロディとして表現しているものもありました。
それによって、ちょっとB級感が出てしまったり、二番煎じ感が出たりするリスクもあるわけですが、そういう影響がどんどん広がると、そういう撮影の仕方がある種のスタンダードになっていき、10年以上たって世代が変わると、何がオリジナルだったかわからなくなるという状態になります(笑)
そもそも、デザオが知らないだけで、M:I 2がオリジナルでないかもしれませんものね。よく知っている人から見ると、あー、このM:I 2は、日本の漫画のこのシーンの真似してるなー!な~んてことがあり得るのが、エンタメの表現世界です。
それと同じようなことは、CM業界でもあるし、グラフィックデザイン業界でもあるし、芸能界でもどこでも同じことは起こっているでしょう!影響を受けた表現は自然と生まれるんです。
要はどれくらい似ているかの程度問題や、オリジナリルを言い張るかどうかの問題で判断されるグレーゾーンが広く横たわっているのです。
だから、見ている視聴者としては、いろんな発見をするたびに、「あ、これはあれを真似たな~」とか、「あれの影響を受けてるな―」と分析する娯楽にしたらいいと思うんですよね―!
ただ、制作者サイドにいる場合は、まったく話が変わります。本当に気をつけないとクライアントに迷惑をかけたり、いろいろまずいことが多いので、気をつけましょう。
遠回りしてきましたが、このスーパードライのCMも、むしろパロディとして楽しめるくらいだから、これくらいなら全然やってて構わないと思うんです。ただ、CMの中のストーリーとしてグラスを放り投げる必然性がまったくないっていうのが苦しいんですけど・・・(笑)
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それによって、ちょっとB級感が出てしまったり、二番煎じ感が出たりするリスクもあるわけですが、そういう影響がどんどん広がると、そういう撮影の仕方がある種のスタンダードになっていき、10年以上たって世代が変わると、何がオリジナルだったかわからなくなるという状態になります(笑)
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