フレ!フレ!つくる人。村田製作所の新聞7段広告
さぁ、昨日のヤマト運輸の企業イメージ広告に引き続き、今年元旦の新聞に掲載されていた、村田製作所の新聞7段広告です。
グラフィックデザイナーや広告マンを目指す若い学生さんに理解してほしいことは、企業イメージ広告やブランディングの広告と呼んでいても、それは決して本当にイメージだけではないということです。
昨日のヤマト運輸の広告の記事でもお話したように、伝えたい価値やニュース性があるからこそ、広告する(=広く告知する)必要性があるのです。きれいな写真でしょ?とか、何かいいでしょ?だけでは弱いですし、高いお金(媒体費+制作費)を出して広告する必要性がないのです。
今日、ご紹介する村田製作所の新聞7段広告も、見た目が典型的な企業イメージ広告でレイアウトもシンプルなだけに、その中身の価値やニュース性に注目してほしいところです。
さて、どんな7段なんでしょう???
デザイン要素はとてもシンプルです。
キャッチコピーは、「フレ!フレ!つくる人。」です。
ボディコピーは基本に忠実に、キャッチコピーに続く文章となっています。
独自の技術やソリューションを通して
「つくる人」を応援したい。
そんな思いを10体のロボットにこめて
村田製作所チアリーディング部を
つくりました。
たおれそうでたおれない、
ぶつかりそうでぶつからない。
村田製作所の高いセンサ技術と
通信技術が生み出した
ちょっと不思議なパフォーマンスで
世界中の「つくる人」を応援します。
そしてmuRataという村田製作所のロゴです。メインビジュアルである写真は、その村田製作所チアリーディング部のロボットの写真1枚です。めちゃくちゃシンプルぅ!
世界中の「つくる人」を応援するという大きなコンセプトですね。もちろん、このコンセプトは、新聞広告をつくるときに考えたわけではなく、このロボットを作るときにチアリーディングのグループにしようと企画したときにあるはずのコンセプトですよね。
すると、この広告は、チアリーディング部のコンセプトをストレートに紹介したものだとなります。となると、この広告を作ったデザイナーはやることがない、と言うと失礼ですが、本当に余計なデザインや加工をやる必要がないのです。
だからこそ、この7段はとってもシンプルなのです。違う言い方をすると、この7段広告(や他の媒体での広告)を仕切ったデザイナーさんは、その「何もしないでいい」ことをきちんと理解しているということですね。
そのほかの要素を探した時に、ちょっと驚きなのは、このチアリーディング部の特設サイトまで用意しながら、URLや検索窓に文字を入れた案内など、WEBサイトへの誘導が一切ないことです。
これはうっかり忘れているわけでもなんでもなく、広告を見て興味が湧いた人は、「村田製作所 チアリーディング」で検索するだろうという読みがあってのことだと思われます。もう「詳しくはWEBで」さえも書かない時代か・・・とあらためて思いますね・・・(^_^;)
さて、肝心のロボットについてはこのブログの主旨から外れるので、詳しい説明のあるサイトのリンクを貼っておきまししょう!
村田製作所HP
GigaziNE 「村田製作所チアリーディング部」がCEATEC会場でパフォーマンスを披露
GIZMODO 未来のイノベーターにフレフレ。村田製作所チアリーディング部に込められた想いを聞いた
これまでも話題性のあるロボットをつくってきた村田製作所があらたなロボットをつくったよーというのですから、「ニュース性」や話題性は抜群です。もちろん、その背景には技術力(センサ技術)の裏付けがあって、広告すべき「価値」になっているわけですね。
でも、詳しい説明をする必要がない。検索したら詳しいことはわかるよということで、新聞広告はとにかくシンプルに、です。
いつもクリックありがとうございます!
↓FC2ブログランキング、にほんブログ村、人気ランキングに参加しました。
それぞれ1クリックしてくださるとデザオとっても嬉しいですオー!よろしくお願いします!


にほんブログ村

デザイン・アート ブログランキングへ
キャッチコピーは、「フレ!フレ!つくる人。」です。
ボディコピーは基本に忠実に、キャッチコピーに続く文章となっています。
独自の技術やソリューションを通して
「つくる人」を応援したい。
そんな思いを10体のロボットにこめて
村田製作所チアリーディング部を
つくりました。
たおれそうでたおれない、
ぶつかりそうでぶつからない。
村田製作所の高いセンサ技術と
通信技術が生み出した
ちょっと不思議なパフォーマンスで
世界中の「つくる人」を応援します。
そしてmuRataという村田製作所のロゴです。メインビジュアルである写真は、その村田製作所チアリーディング部のロボットの写真1枚です。めちゃくちゃシンプルぅ!
世界中の「つくる人」を応援するという大きなコンセプトですね。もちろん、このコンセプトは、新聞広告をつくるときに考えたわけではなく、このロボットを作るときにチアリーディングのグループにしようと企画したときにあるはずのコンセプトですよね。
すると、この広告は、チアリーディング部のコンセプトをストレートに紹介したものだとなります。となると、この広告を作ったデザイナーはやることがない、と言うと失礼ですが、本当に余計なデザインや加工をやる必要がないのです。
だからこそ、この7段はとってもシンプルなのです。違う言い方をすると、この7段広告(や他の媒体での広告)を仕切ったデザイナーさんは、その「何もしないでいい」ことをきちんと理解しているということですね。
そのほかの要素を探した時に、ちょっと驚きなのは、このチアリーディング部の特設サイトまで用意しながら、URLや検索窓に文字を入れた案内など、WEBサイトへの誘導が一切ないことです。
これはうっかり忘れているわけでもなんでもなく、広告を見て興味が湧いた人は、「村田製作所 チアリーディング」で検索するだろうという読みがあってのことだと思われます。もう「詳しくはWEBで」さえも書かない時代か・・・とあらためて思いますね・・・(^_^;)
さて、肝心のロボットについてはこのブログの主旨から外れるので、詳しい説明のあるサイトのリンクを貼っておきまししょう!
村田製作所HP
GigaziNE 「村田製作所チアリーディング部」がCEATEC会場でパフォーマンスを披露
GIZMODO 未来のイノベーターにフレフレ。村田製作所チアリーディング部に込められた想いを聞いた
これまでも話題性のあるロボットをつくってきた村田製作所があらたなロボットをつくったよーというのですから、「ニュース性」や話題性は抜群です。もちろん、その背景には技術力(センサ技術)の裏付けがあって、広告すべき「価値」になっているわけですね。
でも、詳しい説明をする必要がない。検索したら詳しいことはわかるよということで、新聞広告はとにかくシンプルに、です。
いつもクリックありがとうございます!
↓FC2ブログランキング、にほんブログ村、人気ランキングに参加しました。
それぞれ1クリックしてくださるとデザオとっても嬉しいですオー!よろしくお願いします!


にほんブログ村

デザイン・アート ブログランキングへ
スポンサーサイト
| 雑記 | 14:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
懐かしい
先生ー久しぶりに読みましたっ(笑)やっぱり面白いです~しばらくよんでいなかったんでひとつひとつ開くのがたいへんで(笑)いっそのこと本にしてくれたら良いのにーと自分勝手に思う今日この頃でしたっ!またおじゃまします。
| でーじやっさ | 2015/01/26 00:17 | URL |