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ポートフォリオを作ろう!④ ポートフォリオの組み立ては?PART2

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ポートフォリオのお話の4回目です。ポートフォリオの組み立ての続きですね。学生さんが不安に思うことはだいたい以下の様なことではないでしょうか?

1. 作品を何点くらい載せたほうが良いのか?
2. どんな作品を載せるべきなのか?
3. 趣味のイラストや学生時代の絵、前職での仕事などを載せていいのか?


今日はこの点について、書きましょう!


1. 作品を何点くらい載せたほうが良いのか?

市販のクリアファイルであれば20ポケットが多いです。透明ポケットは両面に違う紙を挿入できますから、40ページあるということですね!表紙や目次、自己紹介、中扉(ジャンルの違う作品をわかりやすく分けるときに使う)などを入れることを想定してみましょう。その上で、1ページに1作品と考えても35作品は入れられるということになります。

えーっ!そんなに作品ないよ~ o(><)o そういう気持ちもわかります。まぁ、あまりギュウギュウにレイアウト密度の高いのもよろしくないので、見開きで1つの作品を紹介し、コンセプトなどの説明文を入れて上手く余白を活かしていくといいですね。でも一方で、名刺やハガキなどは、1ページに表裏面を載せる、2種類載せるなどして、スカスカと間延びした印象にならないように注意も必要です。

専門学校でも短期のコースでは多くの課題作品が作れるわけではありません。一番少ないケースでは10作品を下回る場合もあります。ほんとうはもっと多くの作品を載せたほうが採用担当者の印象も良いのでしょうが、それくらいの少ない作品数のポートフォリオでも、せっかく見つけたいい求人、ご縁にトライするために、ダメ元で持っていくのです。よほど運が良ければそれでも通る場合もあるでしょうが、やはり最低20点以上はほしいものです。

2. どんな作品を載せるべきなのか?


さぁ、ここはポイントですよー。専門学校に行くと、作品の種類のイメージがつかみやすいかもしれませんが、独学でのポートフォリオ作成に挑もうという方には、下記の解説をしておきましょう!

まず、広告とグラフィックデザインの作品を少し分けて考えましょう。広告とは、キャッチコピー、ボディコピーがあり、伝えたいニュースがある媒体のことです。たいてい企業ロゴなどが入っています。ポスター、新聞広告、雑誌広告などです。

グラフィックデザインの作品とは、ペーパーバッグ、ショップツール、ラッピングなど、ピクトグラムなど、文字情報の要素が極端に少ないけどデザインが必要な媒体です。同じラッピングでも、食品や飲料など、広告並に複雑な文字情報を掲載すべきものもたまにありますが。

これら広告とグラフィックデザインの作品は偏りなくバリエーション豊富にあったほうがいいです。またWEBデザインやエディトリアルデザイン(雑誌など)も当然あったほうがいいです。

いろんな種類を手がけているほど、採用担当者の気になるフィルターに引っかかりやすくなり、その作品のクオリティが高ければ、安心できますものね!

3. 趣味のイラストや学生時代の絵、前職での仕事などを載せていいのか?


いいですが、これは多少気を使います。純粋なデッサンやフォトコラージュなどの作品で、アナログで絵を描く、構成する力もあることをアピールできるならあったほうがいいです。しかし、上記2の「お仕事モード」があくまで主役であることを忘れないようにして、趣味の世界をたくさん入れすぎないようにしましょう。

ゲーム業界ならいざ知らず、グラフィックデザインの面接では、あまりアニメオタクやゲームオタクに見えるようなイラストを多く入れないほうがいいと思います。グラフィックデザイナーは比較的ドライでビジネスライクに仕事を捉えている人が多いものです。そのようなタイプのイラストを使うことはあまりありませんので、アピール効果は限定的です。

前職での仕事、大学のゼミなどでやったプロジェクトや作品がグラフィックデザイナーとしてのアピールになるのではと思う方は、上記のイラストと同じく、あくまで抑制的に入れましょう。あまり多いと、これまでのキャリアや実績にやたらこだわっている勘違い自慢野郎じゃないか?と思われるかもしれませんものね!

まとめ

さて、ポートフォリオの基本の話を4回に渡って書きました!お役に立ったら嬉しいです~。

ここまで書かなかったことで、学生さんが不安に思ってよくたずねることで、「どれくらいのクオリティにすれば良いのか?」という質問があります。しかしこれこそサンプル無しで話せるものではありませんよね?やはり下記リンクにあるような、市販の本で実際のサンプルを見るのが一番でしょう。本にサンプルとして掲載されるくらいですから、クオリティの基準は満たしているはずですものね。

最後に、ポートフォリオに凝りすぎて、個々の作品のクオリティが低いということも、よく起こります。これは現に戒めなければなりません!主役は掲載されている個々の作品ですからね!



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