SUUMOが意外と真面目なタッチのイメージ広告やってたよ~ (^0^)
地下鉄のホーム、車内吊りポスターなどで、SUUMO(スーモ)がイメージ広告やってました!
SUUMOはご存知、不動産・住宅に関する総合情報ポータルサイトですよねー。特徴的な緑の丸いキャラクター、スーモくんの登場するTVCMもたくさんうってきているので、消費者の記憶にはSUUMOの楽しいイメージや緑のキーカラーは定着していると思います。
しかしそんなSUUMOが上の画像のような、ちょっと優しい真面目なポスターを展開していると、いつもとちょっと違うトーン&マナーで意外でした。
媒体のサイズ、縦横比率は様々なれど、左半分が真っ白、右半分が絵本タッチの素朴なイラストで、とてもシンプルです。デザオもこういう素直なレイアウト大好きです!
キャッチコピーとボディコピーを抜き書きしましょう。
人生は、忘れられない
いくつもの暮らしでできている。
今まで住んできた場所を
一つひとつ思い起こすと、胸が熱くなる。
建物や街と一緒に、その頃の暮らしや思いが
よみがえってくるから。
そこで追いかけた夢。そこで育てた愛。
そこで見つけた希望。そこで生まれた未来。
住まいを選ぶたびに、人は、人生をつくっていく。
私たちSUUMOは、そんな一人ひとりの人生に寄り添って、
暮らしづくりを全力で応援しつづけます。
これからも、ずっと、ずっと。
そしてこのボディコピーのすぐ下にSUUMOのロゴがきます。
イラストはそのコピーとマッチさせたもので、最初はひとりで住んでいたのに、カップルになって、子供ができて、という人生のストーリーを絵にしたような内容です。背景色は、もちろんSUUMOのロゴにも使われている明るいグリーンです。カラーコーディネート上、当然ですよね。
ところで、もし専門学校の生徒さんが、レイアウトの中でボディコピーをこのように五月雨式のレイアウトにしたら、デザオは、基本的にはダメだよと言います。何のために、各行をずらしているの?どういう効果を狙ってわざわざ各行のスタート位置をずらすの?どうして左揃えじゃだめなの?と問いかけて、明解な理由がないなら不要なデザインはやめなさいというのです。
もしわざわざこのようにずらすとしたら、詩的に見せたい(ポエムでも読むようにゆっくり読んでほしい)とか、俳句のようなリズムで見てほしいなどの狙いがあってこそでしょう。そして、このSUUMOのポスターでもどうやらそのような意図を感じます。右が絵本のようなイラストですから、左も絵本の中の文章のように、行間が広く、ゆったり読んでほしいなどという意図があるのでしょう。
とにかく、結論的には、デザオはこの広告、好きですよ。すっきりとして、伝えたいメッセージもわかりますし、可愛らしさもある。大きなことを語っていると言っても、右のイラストは肩の力の抜けた素朴さがある。バランスがいいです。とかく複雑なデザインにしたがる若い学生さんにはよく見てほしいです。
重箱の隅つつきですが、気になる点は2つです。
1つは従来のTVCMやSUUMOのサイトの元気で楽しいトーン&マナーに対して、えらく真面目だなぁということです。軌道修正か、はたまたいろんな表現を取り入れて幅を広げていく予定なのか、今現在では良くわかりません。
もう1つは、キャッチコピーが弱くなーい?ということです。コピーコンセプトはよくわかりますが、キャッチもけっこう真面目すぎるので、今ひとつ面白くないというか、キャッチが記憶や心に響くというようなフックがない・・・。さらにそのコピーの真面目さに合わせるようなレイアウトです。細目の明朝系で、相対的な文字の大きさも小さめです。
これでは遠くからみたときの、ポスターの存在感や個性が、もう一歩損なわれているような気がして残念です。
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