フリーメーソンの記号に何の意味があるの!?・・・伝わらなくていいコンセプトもある①
昨日のC.Iの記事に続いて、今日もデザオにとってはとっても大事なテーマ「伝わらなくていいコンセプトもある」に入っていきたいと思っています!
さてさて、フリーメーソンです。世界最大の秘密結社としてとても有名、というこの矛盾!(笑)ま、それはさておき、フリーメーソンと言えば、歴史上の人物が多く所属していた謎の友愛団体として、各種陰謀論の中核的存在になっていますよね。日本でも幕末以来、多くのメーソンリーがいるようです。
今年も年末なので、12月26日(金)夜9時からTV番組「やりすぎ都市伝説」が楽しみです!きっと関暁夫がメーソン関係の情報を提供してくれることでしょう。去年でしたか?この番組でビル・ゲイツのワクチンによる地球支配計画を取り上げて本当にマイクロソフトに怒られるということもありました。面白いですね~!
ところで、デザオに、ある友人が「フリーメーソンがそれをやっているとしても、まったく意味がわからん!」と不満顔です。彼女いわく、お札にこっそりマークを隠したり、六本木ヒルズにふくろうを隠したり、民主党の本部ビルに目のマークを重ねたところで、それが何なの!?実際にマークが火を吹くわけでなし、マークがあっても何の実効性がないじゃない。まして隠すように仕込んだとして、それがどうしたって言うの?
なるほど~~~、面白い視点ですね(^_^;)
でも確かに、米ドル紙幣や、日本紙幣に、暗号めいたマークを入れたところで、お札(おさつ)が御札(おふだ)のように不思議なパワーで何か事象を引き起こすわけじゃなければ、何のために隠れてそして苦労して、わざわざそんなことをするの?という意見も、ごもっともかもしれません。
ましてや、このグラフィックデザインが主題のブログで、デザオは何の話をしているのか?と訝しむ読者も多いでしょう。ではそろそろ本題に入りましょう・・・(^o^)/
フリーメーソンのマークがあちこちにある意味
もちろん、直角定規とコンパスはこれを表していて、全能の目はこれを表している、という答え(情報)は、隠されているからこそ価値があって、一度聞いてしまえば、それで?ということかもしれません。あるいは、それどういう意味?と余計に謎が深まるかもしれません。
だって、5W1Hで考えると、謎だらけです。Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ)How(どのように)したのか。その影響力が長い歴史にわたっていて、広い世界に及んでいたら、今現在も私達は何らかの支配を受けているのではないか?と疑ったりしても不思議ではありませんもんね。
つまり、対外的には、マークの意味が伝わろうとどうだろうと、あちこちにあることで、何か物凄い組織なんじゃないか、物凄いこと考えているんじゃないか、物凄いことやっているんじゃないかという恐れを与えることができます。
そして関係者には、ここに仲間がいるぞ、これは仲間の仕事だぞ、ここにこのマークがあるということは、わかっているな、と何かのコミュニケーションをとることができるというわけです。
コンセプトがストレートには伝わっていない記号
そう考えると、フリーメーソンのいくつかある記号は、見てそのまま意味がわかっちゃ、ありがたみも何もないということです。ミステリアスでないとダメなんです。たとえば、メーソンはもともと石工(いしく)の人たちの集団と言われていますが、そうであれば直角定規やコンパスは不思議なモチーフではありません。
しかし、それは表面的な由来であって、その配置の仕方、意味、意図などには暗示的な深さがないと、再三使われるはずがありません。つまり、これらの記号、マークを作るとき(デザインするとき)には、コンセプトがつまびらかにならないように、隠すデザインをしているのです。記号論の面白さですよね。
ある一線を超えて(それが段階的なものであっても)、仲間になった者だけに伝えられる意味(コンセプト)があって、「わかる人だけ、わかればいい」という伝え方(デザイン)もあるわけなのです。
では、その理屈を現代の仕事で置き換えてみるとどうなるのでしょう??それはまた次回の講釈で!(←西遊記!)
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