「ちゃんと、年賀状。ちゃんと、大人。」日本郵政、そつのないポスターでGOOD!(動画あり)
もう12月も半ばを越しましたね~!光陰矢のごとしとはよく言ったもんですよー。
そんな12月に日本郵政の年賀状のポスターとCMです。意外なチョイス、ハライチの澤部佑と女優でモデルの波瑠を起用した広告です。
結論から言うとデザオの評価は◯ですよ~!年賀はがきや日本郵政のロゴと合わせた赤と白が基調色のコーディネート、明快なコンセプトとそこからぶれのないキャッチコピー、ドラマ設定、絶妙な人物の起用、こねくり回さない素直な表現で好感が持てます。
TVCMもちょっと時代遅れな設定ながら、あたたかみのあるストーリーで見る人をいい気分にさせてくれます。(↓)
この流れのCMが全部で5本あるので、興味のある方はこちらの日本郵政のサイトのCMギャラリーでどうぞ(こちら)
先日、某番組でハライチの澤部が相方を無視してピンの仕事をガンガンやり過ぎるからと、シリー・ポッターに懲らしめられていましたが、ここでもピンのいいお仕事をやっているようです。
さて、ポスターはどのような展開になっているでしょうか?
この掲出場所だからでしょうか。写真のポスターと、この赤い背景のマーク的なポスターが交互に貼ってあります。
赤い背景のポスターには年賀を思わせるグラフィックの中に、結婚する2人の顔が入って、左下に年賀状の宛名面があり、キャッチコピーである「ちゃんと、年賀状。ちゃんと、大人。」が、丁寧なタイポグラフィで配置されています。
きちんと出すから、信頼される。
「人間力」みたいな「年賀状力」ってある。
「人間力」みたいな「年賀状力」ってある。
コンセプトを伝えるアイデアが上手い
田舎くさくて、もっさい印象の若い男が、きれいな花嫁さんをもらって、これからはちゃんとしよう!大人としてちゃんとしよう!年賀状もちゃんと書こう!そう決意するというストーリーです。
年賀状を出す人が少なくなった世の中で、普通に「年賀状を出そう!」ということがコンセプトの広告を作ったとしても、そのまま大声を張り上げるようなアイデアでは、世の人の行動を年賀状を書く方向へ駆り立てることはできないでしょう。
それに対して、この結婚を機に「ちゃんとしよう」と努力する男の子の姿は、微笑ましいし、自分もちゃんとしてみようかな・・・と思わせる上手いやり方ですよね。
「とにかく年賀状出してくれよ!」というゴリ押しではなく、北風と太陽の物語でいう太陽の作戦のように、ほのぼのと今年はちゃんと年賀状を書いてみてもいいかな、と思わせるように誘導していくようで、見事です。
ビジュアルもコピーもコンセプトから出発している
当たり前のようで意外に難しい、ビジュアルもコピーもコンセプトにそっているということ。それがきちんと出来ています。
それに、写真のシーンの中にはいっている、ひとつひとつのコピー(上記の画像下にグリーン文字で書いてあるコピーのこと)も、漢字とかなとバランスや、堅い言葉と柔らかい言葉のバランスをよく遂行してあります。
「・・・数文字、大人なボクです。」という部分の意味がわかりにくいことを除けば、完璧とも言えるんじゃないでしょうか?
うん、珍しくホメホメで終わっちゃったな・・・。
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| 雑記 | 05:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
私も同感です。
僕もこのCM見た瞬間に素晴らしくシンプルで共感を持ちました。1番は中島みゆきの時代という曲の効力だと思いました。以前から何度か年賀状CMで使われてます。これは、アルペンのCMでいう広瀬香美であり、またケンタッキーフライドチキンのCMの竹内まりやであると思います。なんと言うか風物詩ですよね。本当にこれは今後も毎年この路線で行くような気がします。長ったらしく意味わからんコメント失礼しました。
| 某工務店関係者 | 2014/12/26 00:40 | URL | ≫ EDIT