大阪市交通局のマナーポスターはやっぱり家族の手作り感あふれる家内制手工業なんだよね・・・。トホホ。
昨日、仕事の打合せで大阪市営地下鉄を利用しているとき、駅のホームに新しいマナーポスターが貼ってあることに気付きました。これまで見覚えのない場所にあったので、おそらくはここ数日以内に貼られたものでしょう。A3~B2ほどの縦位置のポスターでペラいコート系の紙です。
点字ブロックの上に物を置いたり、立ち止まったり、特に歩きスマホをするなという内容のポスターです。内容自体はとても大事なことですよね~。
つい先月(2014.10.30)も、名古屋で歩きスマホをしていた中1の男の子がホームから転落して、電車が急ブレーキをかけて、なんとか無事だったという事故がありました。2013年には歩きスマホをしていた男性が踏切に入りはねられて亡くなるという悲惨な事故もありましたよね。けっこう類似の事故が増えているようです。
狭いホームで、正面から避けようともせずぶつかってくる人にはイラっ!とさせられるのに、ついつい自分もやってしまうときがあるので、人を責めるわけにはいきません。自分も反省・・・。
いかんいかん、ポスターの話でした!なので、ポスターの必要性とか、訴えていることの大事さには異存ありませんよ。注意を喚起したほうがいいと思います。
でもデザイン面で考えると、いろいろ問題があります。
まず、第一印象で思ったことは、やっぱり素人仕事なんだなということです。このポスター、誰がどう見ても、デザイナーさんが作ったものじゃあありませんよね・・・。
たとえば、キャッチコピー。高校生のポスターコンクールで書かれてそうなキャッチコピーです。レイアウト的にも、狭いスペースでのこの改行の仕方、2行目をずらして変な空間を上に残してしまっている感じ、あきらかに変です。
また、下部の肝心の注意事項が逆に小さい。しかも、文字の変形(長体)がきつすぎて読みにくい。一番大事な情報なのにね!
これらの基本的なことが出来ていないことから、これはきっと交通局の担当課の方が自分で試行錯誤して作ったとか、部長の娘さんが高校でデザインの勉強してるから無料で作ってくれたとか、そういうレベルで作っていると思います。
あ、ありえない!
大阪市交通局は民間の鉄道会社出身の局長を招聘して、いろんな改革を推進中のはずですが、やはりこういう駅の掲示物の重要性に対する認識が低くて、予算もないのでしょーか?
いや、たとえばですよ。同じ高校生作成のポスターだったとしても、「マナーポスターコンクール」みたいな企画があって、優秀賞に選ばれたポスターを実際に掲出しています、みたいな背景があるなら、きっともっと効果的なデザインになると思いますし、多少素人感があっても微笑ましいと思えます。
しかし、単に素人っぽいのは美観の観点からもよくありません。その問題意識の希薄さが、このポスターの貼り方にもあらわれています(笑)
たとえば何です?この透明なテープでベタベタと6箇所貼るという乱雑さは!しかもひとつひとつのテープのサイズや長さが違うことから、本当にガムテープでダンボール箱を留めるようなやり方で貼っていると思われます。
あ、ありえない!
この黒いポスターにテープを貼ったら、テープを貼ったところは透けて白っぽくなるのが気持ち悪くないんでしょうか!?貼りたてなのに、ボロボロになっていくのが想像つきます。
だから、地下鉄の駅の案内板や壁にはポスターや貼り紙を剥がしたあとの汚い黒ずみがいっぱいあるんです!ちゃんと剥がしたら、市販のシール剥がしで粘着剤をキレイに拭き取ってくださいよ!
てなことを考えながら移動していますと、違う場所で種類の違うポスターを発見しましたよー!あきらかに同じ注意を喚起するために同時に作ったと思われるものでした。
あ、ありえない!
シリーズのポスターとして考えたら、なんで背景は黒じゃないの?とまず思いましたが、よ~く見ると、下の文字のある部分に角丸の四角い枠がありますし、同じ主旨のポスターなのにレイアウトの仕方も注意事項が微妙に違う!?
貼り方も、ここは6箇所を乱雑に留めるんとちゃうんかい!何でここは溶かしたのりをハケで塗ったようなベタッとした貼り方やねん!←きっと背景のタイルがでこぼこするからテープで貼りにくかったんでしょうね(笑)
ま、素人さんが頑張って作っているんだから、そんなところにツッコむのも無粋な話で、温かい目で見てあげよう!なんて考える努力をするのですが、やはり怒りは作った人ではなく、組織に向かいますよ。こういう事例でよくわかる掲出物に対する問題意識の低さですよね~。
なんとかしてほしいです・・・。
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たとえば、キャッチコピー。高校生のポスターコンクールで書かれてそうなキャッチコピーです。レイアウト的にも、狭いスペースでのこの改行の仕方、2行目をずらして変な空間を上に残してしまっている感じ、あきらかに変です。
また、下部の肝心の注意事項が逆に小さい。しかも、文字の変形(長体)がきつすぎて読みにくい。一番大事な情報なのにね!
これらの基本的なことが出来ていないことから、これはきっと交通局の担当課の方が自分で試行錯誤して作ったとか、部長の娘さんが高校でデザインの勉強してるから無料で作ってくれたとか、そういうレベルで作っていると思います。
あ、ありえない!
大阪市交通局は民間の鉄道会社出身の局長を招聘して、いろんな改革を推進中のはずですが、やはりこういう駅の掲示物の重要性に対する認識が低くて、予算もないのでしょーか?
いや、たとえばですよ。同じ高校生作成のポスターだったとしても、「マナーポスターコンクール」みたいな企画があって、優秀賞に選ばれたポスターを実際に掲出しています、みたいな背景があるなら、きっともっと効果的なデザインになると思いますし、多少素人感があっても微笑ましいと思えます。
しかし、単に素人っぽいのは美観の観点からもよくありません。その問題意識の希薄さが、このポスターの貼り方にもあらわれています(笑)
たとえば何です?この透明なテープでベタベタと6箇所貼るという乱雑さは!しかもひとつひとつのテープのサイズや長さが違うことから、本当にガムテープでダンボール箱を留めるようなやり方で貼っていると思われます。
あ、ありえない!
この黒いポスターにテープを貼ったら、テープを貼ったところは透けて白っぽくなるのが気持ち悪くないんでしょうか!?貼りたてなのに、ボロボロになっていくのが想像つきます。
だから、地下鉄の駅の案内板や壁にはポスターや貼り紙を剥がしたあとの汚い黒ずみがいっぱいあるんです!ちゃんと剥がしたら、市販のシール剥がしで粘着剤をキレイに拭き取ってくださいよ!
てなことを考えながら移動していますと、違う場所で種類の違うポスターを発見しましたよー!あきらかに同じ注意を喚起するために同時に作ったと思われるものでした。
あ、ありえない!
シリーズのポスターとして考えたら、なんで背景は黒じゃないの?とまず思いましたが、よ~く見ると、下の文字のある部分に角丸の四角い枠がありますし、同じ主旨のポスターなのにレイアウトの仕方も注意事項が微妙に違う!?
貼り方も、ここは6箇所を乱雑に留めるんとちゃうんかい!何でここは溶かしたのりをハケで塗ったようなベタッとした貼り方やねん!←きっと背景のタイルがでこぼこするからテープで貼りにくかったんでしょうね(笑)
ま、素人さんが頑張って作っているんだから、そんなところにツッコむのも無粋な話で、温かい目で見てあげよう!なんて考える努力をするのですが、やはり怒りは作った人ではなく、組織に向かいますよ。こういう事例でよくわかる掲出物に対する問題意識の低さですよね~。
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| 雑記 | 09:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
手作り感が満載ですね。話はそれますが115万人都市にもかかわらず路面電車がメインで地下鉄のない広島からすると地下鉄というだけで羨ましいと思ってしまう私です(笑)ちなみに大阪駅前を走っていた市電の車両が広島で大阪時代の色のままで走っています。京都市電も昔のまま広島で走っています。塗り替えを計画した時に地元広島のデザイン会議で反対され今では観光資源にもなっています。現在は車椅子が簡単に乗られるノンステップのバリアフリー新型電車が多数ですが、ぜひデザイン研究の一環として広島に一度お越しください。
| なかお | 2014/12/14 05:25 | URL | ≫ EDIT