「のりかえ便利マップ」は主婦のアイデアと努力で誕生した!情報を伝えるダイアグラム
「グラフィックデザインの雨音」では、グラフィックデザイナー志望者&初心者に「役立つ」「勉強になる」情報を提供しようと、崇高な理念をかかげながら、デザオのしょーもない独り言とアホな話題を織り交ぜて読者を呆れさせることも、多々あるわけです。
でも、今日はデザイナーらしいトリビア(※雑学的な豆知識)として、本来の主旨にかなう情報だと思いますよ!(^o^)←ほんとかよ
「のりかえ便利マップ」です。
冒頭の画像は、大阪市営地下鉄の駅ホームに貼られている「乗降位置案内」です。名前は違いますが、いずれも同じスタイルの駅情報案内で、
「何両目に乗れば、降りる駅で、目指す出口やエスカレーター、エレベーターなどに近いか」
が、ひと目でわかる図です。大阪市営地下鉄のものは、どこの会社が作成しているのか知りませんが、このスタイルの図を元々考案し、苦労して鉄道会社に売り込んだのは、東京在住の主婦 福井泰代さん(当時39)だというのは、実はテレビなどでも紹介されている有名な話です。
福井泰代さん 画像出典:女の転職@type 記事「時代を創った女性たち」Vol.1
詳しい情報はこちら→女の転職@type 記事「時代を創った女性たち」Vol.1
福井さんの地道な努力のストーリーは、上記のように既出のサイトで詳しいものがありますので、ぜひそちらを見てほしいのですが、自ら駅ホームで不便だなと痛感した体験をもとに、駅施設がすぐにわかるマップを作成しよう!そのためには調べないと!という行動力が凄いです。
この福井さんの努力で広まった「のりかえ便利マップ」というわけなのです。現在は情報企業の社長ということで、元々気概のある方なんだろうと推察します。
株式会社ナビットHP---のりかえ便利マップ
デザイナーが「のりかえ便利マップ」から学ぶこと・・・ダイアグラム
さて、「のりかえ便利マップ」と福井さんのトリビアは入口として、デザイナーを目指す学生さんや新人デザイナーさんに知ってほしいことは、このようなダイアグラムのデザインの存在です。
ダイアグラム(diagram Wikipedia)とは、情報を2次元で図表化したもので、グラフ、チャート、マップ、図解などの総称です。
デザオの勝手な印象では、近年ダイアグラムデザインの重要性はますます高まっているように感じます。ですので、今日の記事をきっかけに、次回は(た、たぶん!)ダイアグラムのことを語りたいなーと思います。
いつもクリックありがとうございます!
↓FC2ブログランキング、にほんブログ村、人気ランキングに参加しました。
それぞれ1クリックしてくださるとデザオとっても嬉しいですオー!よろしくお願いします!


にほんブログ村

デザイン・アート ブログランキングへ
スポンサーサイト
| デザインの基本(考え方編) | 21:21 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
このマップは便利そうですね。広島では、とかく複雑になりやすい路線バスについについ地元の有志が「バスの超マップ」という、広島の全てのバス路線や系統をまとめた路線図を書店で販売していて人気です。バスマニアの方々も参加していて、細かく網羅されています。他にも、8月6日の平和記念式典の時にはボランティアが広島駅で乗り場や観光地案内をしています。この日、原子爆弾に至近距離で被爆した路面電車の車両も走らせます。
こういうボランティア精神というものは街をよくします。どんどん広まってほしいところです。
| なかお | 2014/12/14 05:54 | URL | ≫ EDIT