グラフィックデザインの雨音

グラフィックデザイナー志望者&初心者に語りかけるブログ

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白銀比って、何!?←いつもお世話になる便利な紙のサイズ、A列とB列です(^o^)/

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長方形の縦横比率で、白銀比があります。1:√2=1:1.414・・・という比率です。

造形上、美しい比率として黄金比率も有名ですが、白銀比も古来から美しく使いやすい比率として同様に有名です。その比率は現在も、オフィスのコピー用紙の比率として身近なところでも活用されています。

A列(A0.A1.A2.A3.A4.A5...)、B列(B0.B1.B2.B3.B4.B5...)が、白銀比になっています。実際コピー用紙として使われるのは、A4とA3、B5とB4くらいですが。また90年代のオフィスの効率化のためにB列をやめてA列だけにしようという風潮が起こり、A4とA3だけにしているところも増えました。

ビジネス書類がこのA列に統一されはじめると、デザイナーがプレゼンテーションで作成する企画書もA3やA4になり、B列が少なくなりました。B列大好きだったデザオにとってはつらい傾向でした。そうなると、ビジネス書類と一緒に扱われるパンフレット類やカタログ類もA4にしようという流れが加速しました。

そして、今ではチラシ、フライヤー、パンフレットといえば、まずはA4を基準として考えることが多いのです。だからこそ、それに縛られずに、あえて変形にしたり、サイズを変えて目立ちたい!と考えるのもデザイナーとしては自然な発想ですが、ひとまずこのスタンダードの白銀比を理解しておきましょう! 



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白銀比の使い勝手の良さ1・・・A列とB列の比率が同じ

何が便利かって、まずはA列とB列がいずれも白銀比、同じ比率なので、コピー機で拡大縮小しても、変に余白が変わったり、切れたりしないということですね。だからこそ、コピー機は自動でA4の書類をB4にもA3にも鼻唄まじりで拡大してくれるわけです。

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白銀比の使い勝手の良さ2・・・半分に切っても白銀比

次に便利なのが、白銀比の紙(の長辺側)を半分に切っても白銀比になるということです。それをまた半分に切っても白銀比、また半分に切ってもほらまたやっぱり白銀比!←金太郎飴か。というわけで、紙を非常に効率よく使えるわけです。たとえば駅の壁に貼ってあるポスターでおそらくもっとも多いB2ポスターを半分に切ると、電車内の吊り広告のサイズB3になります。

でもここからが不思議です。

話がそれますが、A列は国際規格で、もともとはドイツの紙の規格です。1911年にヴィルヘルム・オストヴァルトというノーベル化学賞も受賞したドイツの化学者が、1:√2を基準とした紙の寸法を考案し、製本などに活用されました。その後、A0を基準とした方法に変わり、効率的な規格として世界的にも普及していきました。

それに対してB列は日本の規格で、江戸時代の公用紙の美濃紙をもとに定めた美濃判に由来するとのことらしいのです。つまり、ドイツよりもっと昔から日本では白銀比が公用紙として使われていたということで、とても感心します。

そうなると、A列とB列の違いは、同じ白銀比だけど、どこでカットするかの差だけということです。そうなると、半分に切っていく元々の大きな紙、つまりA0とB0のサイズはどのようになっているの?と思いますよね。

A4とB4ではB4の方が大きいし、A3とB3ではB3の方が大きいので、その元の紙も、A0よりB0のほうが大きいのはわかりますが、そのA0とB0はどういう基準で決まっているんでしょう?

調べてみると、A0は面積がちょうど1㎡だそうです。欧米か!←なつかしい・・・。なるほど、これは欧米らしい合理的な基準で海より深く納得です。B0は面積がその1.5倍の1.5㎡だそうです。

えっ!?ちょっと待って。B判は江戸時代の公用紙を元にしているのに、1.5㎡って!?メートル法が日本に入ってきたのは明治中期。どうして?

多分、厳密には1.5㎡じゃなかったけど、それに近い大きな紙を江戸時代に使ってたのかな?それともB列の由来になった美濃判はB4とかB3が基準だったけど、A列のA0に足並みを揃えて、倍に倍にしていくとだいたい1.5㎡になるね、じゃあ、そうしよっか!となったのかな?誰か知っているかた、当ブログ左下のメールフォームから教えてください。。。

知っておこう。A1=A全、A0=A倍判。

ともかく、というわけで便利な白銀比にもとづいたA列とB列ですが、こと印刷屋さんとのやりとりなどでややこしいのは、「A全ポスター」などのサイズの呼び名です。

A全というと、A列で一番大きいようですが、実際はA1のことです。その2倍にあたるA0はA倍判と呼びます。そういう意味で言えば基準が「1」のほうにあるのです。同様にB列でも、B全ポスターと言えばB1のことで、その2倍のB0はB倍判と呼びます。

この「B倍判」を10回、声に出して読んでみてください。そして、一曲どうぞ!♪



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