グラフィックデザインの雨音

グラフィックデザイナー志望者&初心者に語りかけるブログ

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デザイナーの仕事は、きれいにかわいくデザインすることじゃあない!?

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最近、専門学校ではデザオが受け持つ新しいクラスがスタートしましたですオ~。

デザオも毎回、もしかしたら、これが自分にとって最後のクラスになるかもなんて、ふと頭をよぎりながらも、新しい顔ぶれに緊張感と期待が滲んでいるのを見ると、その期待に応えなくっちゃと思っちゃう典型的なA型なんですよ~(笑)

真面目な性格のわたくしですから(←え?)最初が肝心とばかりに、当ブログで語っているようなことをきっちりお話します。←世の中の広告にいちゃもんをつけろ!デザインチンピラになれ!なんて言ってないですから安心してください・・・(^_^;)

多岐にわたるお話の中から、今日はひとつのトピックをご紹介します。それは「デザイナーの仕事は、きれいにかわいくデザインすることじゃあない!」ということです。

どういうことかというと、それはこのブログのスタート時に何編かの記事にして書いたコンセプトと表裏一体のお話なんです。まだ読んでない方はぜひどうぞ!


正直言うと、ちょっとグラフィックソフトに慣れてくると、センスのいい学生さんは、簡単なものならすぐプロ並に作れます。

例えば名刺やハガキくらいの小さいもので使用感に馴染みのある媒体です。女性に多いですが、そんなサイズのものなら、きれいなデザインやかわいいデザインをちゃっちゃと作っちゃうのです。

でも、それだけじゃあ、プロのデザイナーとは呼べません。なぜって・・・??


それは、自分の好きなデザインでやっているからです。その意味は2つです。

① 自分の趣味や好みをそのまま出してしまう

すぐにプロ並みにかわいいハガキをデザインしちゃうのは女性に多いと言いましたが、それはおそらく、女性をターゲットにした広告媒体が多いことや、普段から消費者としても広告やデザインのイメージの良し悪しに、男性より敏感に反応していたからでしょう。

中でも、「デザイナーになりたい、興味がある」と言って学校に来るくらいですから、人並み以上に「自分だったらこうしたい!」っていう思いが積もりに積もっているのでしょうね。その欲求が、グラフィックソフトを学ぶうちに形にできるようになり、嬉々として自分のやりたかったデザインをするわけです。

この段階でセンスのいい人は、さっき言った「きれいなデザイン」「かわいいデザイン」がある程度出来てしまいます。

それは練習としてはちょうどいいですし、やりたかったことをやって、思ったとおりに出来た!とか、思ったように上手くいかない!とかで勉強になるから必要な初期のステージです。

でも、それはあくまでステップです。そのままではプロのデザイナーとは呼べません。自分の好きなデザイン以外のデザインもある程度、使いこなせるようにならなくてはなりません。

例えば、ポスターのデザインがしたい!という憧れの強い学生さんは、カタログとか冊子のデザインと言われると、たちまちどうしていいかわからなくなります。

また、ちょっと前の森ガールみたいなテイストの、植物や小鳥が出てきそうな、優しいデザインが好みの学生に、インパクトのある力強いデザインの広告を考えよと言えば、どうデザインしていいかわからなくなります。

デザイナーも人ですから、好みや癖があり、得意なデザイン、苦手なデザインがあります。しかし、できる範囲が狭すぎては困ります。単純な話、男性が女性向け商品の広告を、女性が男性向け商品の広告を、出来ないとか苦手意識があっては仕事にならないのです。

デザオも一応、男性なんですけど、振り返ってみると仕事の80%以上は女性向けだったと言えると思います。ワコールやトリンプの広告もありましたし、呉服の広告もありました。それを自分が男性だからといって、トランスフォーマー風にワコールの広告作れないですよね?(笑)コワイ、コワイ!

② コンセプトを踏まえていない

自分の趣味や好みのデザインをストレートに取り入れられるということは、かなり高い確率で、その仕事(課題)のコンセプトを軽視しているか、無視しています。

コンセプトに向きあえば、自分の好みではなく、ロジカルに導き出されるデザインになっていくはずです。(もちろんその導き出しかたに好みはありますが)

授業では、お化け屋敷のポスターという仮の設定で話をするのですが、お化け屋敷のポスターなら怖そうにしないといけませんよね?それを単に明るくお洒落で可愛らしいデザインになっているなんてあり得ません。

もっと詳しく言えば、怖そうの中にも、◯◯風、◯◯的、◯◯みたいなどの印象の違いがあるはずです。ホラー映画にも、いろんな種類の怖さがあるのと同じことです。そのときのコンセプトにぴったり合うような表現方法で、怖そうにしないといけません。

そんなときに「私、もっと小鳥が飛ぶような爽やかなイメージにしたいんです・・・」とか言われても困るわけです(^_^;) その小鳥が血みどろになって襲い掛かってくるならいいかもしれませんが、きっと思っているイメージは違うでしょう・・・。

まとめ

このように、仕事の中身がどうであろうと、自分のやりたいデザインになってしまうのは、まだプロのデザイナーになるという意識じゃあないからです。デザイナーの仕事は・・・

× きれいなデザインをすること
     ↓
◯ コンセプトに忠実なコミュニケーションをすること


なんです。わざわざ「デザイン」を「コミュニケーション」と置き換えているのは、わけがあります。

本当にコンセプトに真摯になれば、自分が依頼されている媒体のチョイスは間違っていて、違う媒体のほうが効果があるのではないですか?と言うような提言もクライアントにしていかないといけないからです。

例えば、若い女性向けのファッションブランドの新聞広告のデザインを依頼されていても、ターゲットとコンセプトから考えると、新聞媒体じゃなくって◯◯にしたほうが効果が高いのではないですか?という投げかけをするべきだからです。

(本来のデザインの意味は、コミュニケーションの意味も含む広いものですが、ここでは色や形やレイアウトという表面的な意味で置き換えているだけですからね~、念のため~)

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