台風情報を気にもとめず、昔の広告にツッコミ。まずあんた誰やねん!?
今日は台風19号が九州に上陸。このまま日本列島を舐めるように北上するということで、緊張が高まっております。
が!デザインツッコミに終わりなし!死して屍拾う者なし!きょうもツッコミたいものがあるんです。←う~ん、この調子でツッコんでちゃあデザオが業界に干される日も遠くないな(笑)
クライアント、デザイナーのみなさ~~ん、デザオの雑記は悪口じゃあないですからねー!ツッコミです~。ツッコミは相手をおいしくするのが本分です。ツッコまれてこそ、仕事のクオリティも上がるというもの!
今日ツッコむのは、この冒頭に画像の広告です。なんと2012年お正月の写メです。いつの広告を引っ張りだしてツッコんどんねん!(^_^;)お正月に阪急電鉄京都線の車内ドア横枠に出ていたB3横位置のポスターです。
何でそんな前に、この写メを撮影したか。それはやっぱりツッコミがいっぱい心に浮かんだからです。
何にツッコミたいかって、まずグラ雨読者の皆さんも電車に揺られる乗客として、この画像のポスターを見たつもりになってください。そして、これがどこの何の広告なのか、デザオに教えてくださいよー!
ええ、そうです。読み進まず、まずは画像を見て考えてみてください!
すると、このポスターの問題点が如実に理解していただけると思うんです・・・。わかりますよね?
まずあんた誰やねん!?
まずこのポスターはどこの店の話をしてんねん!誰が出してる広告やねん!?つまり、まずあんた誰?がよくわからない(T_T)
一見、よくある高めのホテルの、複数あるレストランの販促キャンペーンじゃないかな?と思いました。阪急京都線に、こんな微妙にベタな感じの広告を出しそうなところと言えば、梅田の新阪急ホテル、ホテル阪急インターナショナル、ヒルトンホテルくらいかなと思いました。結果的にはいずれも違いましたが・・・。ホテルであれば、ポスターの隅っこにロゴがあるはずです。しかし四隅を見てもホテルらしきロゴは見当たりません。「あれぇ?」
阪急三番街かなぁ?阪急電車には、うめだ駅地下にある巨大なレストラン街の阪急三番街の広告がよく入っていますので、ついそれかなと思います。しかし、やはり阪急三番街のロゴがない・・・。「おやぁ?」同じ阪急グループのHEP FIVE?いや、あそこのダサさはこれとは種類が違うし・・・。
どこの広告かの答えとなるロゴか店名を求めて、目があちこちと宙を泳ぎます。でもわからない・・・。もしかしてこれ?
いやいやいやいや、この象形文字はわからんでしょう。一見、読めそうで読めないこれは何だ?こんなショッピングセンターがあったのかなぁと頭をめぐらせるもののまったく記憶の糸にフィットしません。あー、スプーンとフォークと箸なのねー(T_T)わかりにくいというよりは、ロゴっぽくて(つまり文字っぽくて)紛らわしい!読まれへんのかい!
これは?Presented by American Express...このアメリカン・エキスプレスはただのスポンサーっぽいしなー・・・。主催は誰なんだよ~?困ったので4行組のボディコピーに助けを求めてみます。
何をやるっていう話やねん!?
ふむふむ~。はて、ふむ~。
主催者を探すつもりが、そのイベント内容さえよくわからなくなってきましたよー。
「・・・スペシャルなメニューをご用意」とあるからやっぱりどこかの場所なんだよ・・・。「評判の人気店、ミシュランガイドに掲載された一部店舗も参加している・・・」う~ん・・・。
わかった!何かのお祭り?真冬に夜祭りじゃないと思うので、きっとどこかに、いろんなレストランが集まるのかな?阪急百貨店のイベント広場か、はたまた南港のインテックス大阪かな?でもいずれの表記も見当たりません。
決まった場所がないとなると、街コンみたいに、ある地域のレストランがイベントに参加するというタイプの販促の可能性が高いなー!それが街コンではなく、JAPAN RESTAURANT WEEK 2012なんだな・・・。
うん?でもミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012に掲載された一部の店舗も参加しているということは、相当広域のレストランが対象なのかな?でもそーなると、結局1店1店はとても離れていて、街コンみたいに近場でハシゴできる!よりどりみどり!というわけでもないな・・・。う~ん、よくわからん!
「詳しくは公式WEBサイトで」もうこれに頼るしかないな。ポスターは2012年1月ですが、2年半の時を越えて、このwww.jrw.jp/にアクセス!よかった、ありました、ありました。
ビジュアルこそ線画のイラストに変更されていますが、ここの情報に間違いありません。さいわいトップページのイラスト部分に英字のJAPAN RESTAURANT WEEK 2014のタイトルがあり、その下にボディコピーがあり、やっとこれが何かわかる解説になっています。画像で見てみましょう。
ということ・・・ですか。1年に2回だけ、プレミアムなレストランで、特別メニューを、リーズナブルな定額料金で。ということです。じゃあ、それはどれくらいリーズナブルなの?今年2014の場合は、こうだそうです。
ほお。たいして驚きもない妥当な価格に見えますけどねー。高級レストランならこれでもかなりお安く設定された定額料金だとは思いますけど、ニュース性があるほど安いとも思えませんけどー。
サイトをみると、主催はジャパン・レストラン・ウイーク実行委員会とあります。企業じゃあないんですね!名だたる料理研究家やシェフの皆さんがこの委員会のメンバーということになっているようです。開催目的は「外食機会の創出と外食文化の活性化」と書いてあります。
まとめ
全体像がおぼろげながら見えてきたものの、何てふわふわしたイベントなんでしょう!だって、今年のサマープレミアムの場合、全国13の都市で、約400店舗が参加しているというのです。1都市平均で約30店舗です。
ある都市で約30店舗しか選択肢がないレストランの中から、定額料金で少しお得に感じるから1店を選んで利用しましょう!という趣旨のキャンペーンポスターだということです。
めんどくさいわ!それならこのイベントに参加してようとしていまいと、自分の好きなレストランに行く!
いかんいかん、しかしそれは企画内容の話で、ここで指摘している問題はポスターの話でした(^_^;)
冒頭の画像のポスターの問題点は、「JAPAN RESTAURANT WEEKとは何か」「それを主催しているのは誰か」「お客様に訴えたいメリットは何か」ということをしっかりと説明していないことです。
その基本的な情報の骨格がふわふわとしてよくわからない状態では、キャッチコピーの「グルメに恋する3週間」もまったく無味乾燥で上滑りな言葉になってしまっています。
たとえ企画内容が多少あいまいだとしても、目的が「外食機会の創出と外食文化の活性化」であれば、そこにフォーカスしたアイデアがもっともっとできるはずなのに・・・。そう思うデザオなのでした・・・。
いつもクリックありがとうございます!
↓FC2ブログランキング、にほんブログ村、人気ランキングに参加しました。
それぞれ1クリックしてくださるとデザオとっても嬉しいですオー!よろしくお願いします!


にほんブログ村

デザイン・アート ブログランキングへ
まずあんた誰やねん!?
まずこのポスターはどこの店の話をしてんねん!誰が出してる広告やねん!?つまり、まずあんた誰?がよくわからない(T_T)
一見、よくある高めのホテルの、複数あるレストランの販促キャンペーンじゃないかな?と思いました。阪急京都線に、こんな微妙にベタな感じの広告を出しそうなところと言えば、梅田の新阪急ホテル、ホテル阪急インターナショナル、ヒルトンホテルくらいかなと思いました。結果的にはいずれも違いましたが・・・。ホテルであれば、ポスターの隅っこにロゴがあるはずです。しかし四隅を見てもホテルらしきロゴは見当たりません。「あれぇ?」
阪急三番街かなぁ?阪急電車には、うめだ駅地下にある巨大なレストラン街の阪急三番街の広告がよく入っていますので、ついそれかなと思います。しかし、やはり阪急三番街のロゴがない・・・。「おやぁ?」同じ阪急グループのHEP FIVE?いや、あそこのダサさはこれとは種類が違うし・・・。
どこの広告かの答えとなるロゴか店名を求めて、目があちこちと宙を泳ぎます。でもわからない・・・。もしかしてこれ?
いやいやいやいや、この象形文字はわからんでしょう。一見、読めそうで読めないこれは何だ?こんなショッピングセンターがあったのかなぁと頭をめぐらせるもののまったく記憶の糸にフィットしません。あー、スプーンとフォークと箸なのねー(T_T)わかりにくいというよりは、ロゴっぽくて(つまり文字っぽくて)紛らわしい!読まれへんのかい!
これは?Presented by American Express...このアメリカン・エキスプレスはただのスポンサーっぽいしなー・・・。主催は誰なんだよ~?困ったので4行組のボディコピーに助けを求めてみます。
何をやるっていう話やねん!?
ふむふむ~。はて、ふむ~。
主催者を探すつもりが、そのイベント内容さえよくわからなくなってきましたよー。
「・・・スペシャルなメニューをご用意」とあるからやっぱりどこかの場所なんだよ・・・。「評判の人気店、ミシュランガイドに掲載された一部店舗も参加している・・・」う~ん・・・。
わかった!何かのお祭り?真冬に夜祭りじゃないと思うので、きっとどこかに、いろんなレストランが集まるのかな?阪急百貨店のイベント広場か、はたまた南港のインテックス大阪かな?でもいずれの表記も見当たりません。
決まった場所がないとなると、街コンみたいに、ある地域のレストランがイベントに参加するというタイプの販促の可能性が高いなー!それが街コンではなく、JAPAN RESTAURANT WEEK 2012なんだな・・・。
うん?でもミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012に掲載された一部の店舗も参加しているということは、相当広域のレストランが対象なのかな?でもそーなると、結局1店1店はとても離れていて、街コンみたいに近場でハシゴできる!よりどりみどり!というわけでもないな・・・。う~ん、よくわからん!
「詳しくは公式WEBサイトで」もうこれに頼るしかないな。ポスターは2012年1月ですが、2年半の時を越えて、このwww.jrw.jp/にアクセス!よかった、ありました、ありました。
ビジュアルこそ線画のイラストに変更されていますが、ここの情報に間違いありません。さいわいトップページのイラスト部分に英字のJAPAN RESTAURANT WEEK 2014のタイトルがあり、その下にボディコピーがあり、やっとこれが何かわかる解説になっています。画像で見てみましょう。
ということ・・・ですか。1年に2回だけ、プレミアムなレストランで、特別メニューを、リーズナブルな定額料金で。ということです。じゃあ、それはどれくらいリーズナブルなの?今年2014の場合は、こうだそうです。
ほお。たいして驚きもない妥当な価格に見えますけどねー。高級レストランならこれでもかなりお安く設定された定額料金だとは思いますけど、ニュース性があるほど安いとも思えませんけどー。
サイトをみると、主催はジャパン・レストラン・ウイーク実行委員会とあります。企業じゃあないんですね!名だたる料理研究家やシェフの皆さんがこの委員会のメンバーということになっているようです。開催目的は「外食機会の創出と外食文化の活性化」と書いてあります。
まとめ
全体像がおぼろげながら見えてきたものの、何てふわふわしたイベントなんでしょう!だって、今年のサマープレミアムの場合、全国13の都市で、約400店舗が参加しているというのです。1都市平均で約30店舗です。
ある都市で約30店舗しか選択肢がないレストランの中から、定額料金で少しお得に感じるから1店を選んで利用しましょう!という趣旨のキャンペーンポスターだということです。
めんどくさいわ!それならこのイベントに参加してようとしていまいと、自分の好きなレストランに行く!
いかんいかん、しかしそれは企画内容の話で、ここで指摘している問題はポスターの話でした(^_^;)
冒頭の画像のポスターの問題点は、「JAPAN RESTAURANT WEEKとは何か」「それを主催しているのは誰か」「お客様に訴えたいメリットは何か」ということをしっかりと説明していないことです。
その基本的な情報の骨格がふわふわとしてよくわからない状態では、キャッチコピーの「グルメに恋する3週間」もまったく無味乾燥で上滑りな言葉になってしまっています。
たとえ企画内容が多少あいまいだとしても、目的が「外食機会の創出と外食文化の活性化」であれば、そこにフォーカスしたアイデアがもっともっとできるはずなのに・・・。そう思うデザオなのでした・・・。
いつもクリックありがとうございます!
↓FC2ブログランキング、にほんブログ村、人気ランキングに参加しました。
それぞれ1クリックしてくださるとデザオとっても嬉しいですオー!よろしくお願いします!


にほんブログ村

デザイン・アート ブログランキングへ
スポンサーサイト
| 雑記 | 15:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑