HEP FIVEの広告がたまらなくダサい!たい焼き編
昨日の記事(こちら)に続いて、阪急のHEP FIVEの広告がダサいという話題を書きたいと思います(笑)
学生たちが休憩時間に話題にしていた「あれってどうなの?」というポスターは、つい最近掲示されていた、このたい焼きをモチーフにした広告のことです。
「パッと見」の第一印象では、ファッションビルの広告には見えませんね。たい焼き屋さんの広告みたいに見えますが、まさかたい焼き屋さんが駅にこんな大きなポスターを出すとも思えないし、なんだろうという違和感があります。
今日は、このポスターを勝手に分析!
まずはコピーの組み立てを見てみましょう!
キャッチコピー → キミの、キタイに、コタエタイ。
3つのたい焼きの紙袋に書いてある文字 → (右から)見タイ 着タイ 買いタイ
右下のHEP FIVEのロゴの左横にショルダーコピーのように入っているコピー → Let's enjoy fashion
どうです?いけてます?
昨日の記事でも書いたように、やはりアイデアのパターンは、キャッチコピーにビジュアルを無理やり合わせる手法です。その結果、ビジュアルがあまりにファッションビルと乖離していても気にしない作戦です。この場合は、たい焼きという身近な食べ物です。
もちろん、コピーにビジュアルを合わせて、それが多少無理矢理でもやってしまうというのは、広告の手法としてまったくないわけではありません。
しかし本来、ビジュアルが伝える情報や印象を、ファッションビルとしてのブランディングに向かわせずに、単に<奇抜で面白いでしょ>ですべて済ませてしまうという弱点、いや欠点があります。ある意味、素人さんや未熟な学生さんに多い広告発想と言えるでしょう。
この手法の広告効果を一部認めるとすればそれはインパクトがあるということです。つねづね思っていることは、HEP FIVEの広告は、このインパクトや奇抜さがあるから変なビジュアルでもOKなんだと判断しているらしいということです。
確かに仕事を終えて帰宅するときに、通勤電車から降りて、ホームでこのポスターを見かけたら、一体なんだろう?と思いますよね。目を引くという効果はあるのです。しかし目を引くだけじゃあブランディングにならないのです。
しかし、デザオからすると、その程度の目の引き方でいいなら、裸のオッサンでも魚の死体でも、何でも構わないじゃないかと思います。通行人を驚かせるためだけのビジュアルを適当につくり、コピーでなんとでもこじつけられるじゃないですか。
またそれでブランドイメージにプラスの効果があがっているでしょうか?通行人は、うん!?と思い、何の広告だろうと思ってよく見てみて、「何じゃそれ、ダサ!」と、がっかりするということが繰り返されるのです。
大昔からそのように思っていたある日(といっても3年ほど前ですけど)、HEP FIVEのポスターに江頭2:50さんがモデルとして起用されているのを見たときには、さすがに呆れてしまいました。ああ、やっぱりインパクトさえあれば何でもいいやで作っているな、と。
江頭2:50を起用し続けるのも賛否両論ですよ↓人選にポリシーがあるのか疑わしいですし。単にギャラがほどほどに安くて有名だから程度じゃないのかと思ってしまいます。
HEP FIVE バーゲンのCMに江頭2:50が使い続けられる理由【大阪梅田】
そりゃあね、関西は関東よりは、ダジャレやコメディ路線が多いし、ナンセンスで元気な広告やCMを受け入れる地域性があることは認めますよ。しかし、それは相対的なもので、何でもありじゃありません。
まして、Let's enjoy fashionと入れるからには、それが、HEP FIVEの何がしかのテーマか、メッセージのはずではないのでしょうか?だとすれば、同じインパクト重視のビジュアルであっても、たい焼きではなく、あくまで、”ファッションをエンジョイする”がブランドイメージの根底にないといけないはず。
それが、ビジュアル面で厳しくキープされてないから、HEP FIVEのトーン&マナーが「ダサい」に統一されているのですよ。でも、だからと言って、コピーのクオリティが高いのかというと全然良くないという意味で、その程度のコピーにビジュアルを無理に合わせてどうする?と言いたいです。←こ、酷評・・・(・_・;)
ちょっと「オヤジギャグ的ダジャレのインパクトオンリー主義」は、ダメなんじゃないですか?HEP FIVEさん!
あくまで個人の感想によるものです。ご容赦ください。笑
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右下のHEP FIVEのロゴの左横にショルダーコピーのように入っているコピー → Let's enjoy fashion
どうです?いけてます?
昨日の記事でも書いたように、やはりアイデアのパターンは、キャッチコピーにビジュアルを無理やり合わせる手法です。その結果、ビジュアルがあまりにファッションビルと乖離していても気にしない作戦です。この場合は、たい焼きという身近な食べ物です。
もちろん、コピーにビジュアルを合わせて、それが多少無理矢理でもやってしまうというのは、広告の手法としてまったくないわけではありません。
しかし本来、ビジュアルが伝える情報や印象を、ファッションビルとしてのブランディングに向かわせずに、単に<奇抜で面白いでしょ>ですべて済ませてしまうという弱点、いや欠点があります。ある意味、素人さんや未熟な学生さんに多い広告発想と言えるでしょう。
この手法の広告効果を一部認めるとすればそれはインパクトがあるということです。つねづね思っていることは、HEP FIVEの広告は、このインパクトや奇抜さがあるから変なビジュアルでもOKなんだと判断しているらしいということです。
確かに仕事を終えて帰宅するときに、通勤電車から降りて、ホームでこのポスターを見かけたら、一体なんだろう?と思いますよね。目を引くという効果はあるのです。しかし目を引くだけじゃあブランディングにならないのです。
しかし、デザオからすると、その程度の目の引き方でいいなら、裸のオッサンでも魚の死体でも、何でも構わないじゃないかと思います。通行人を驚かせるためだけのビジュアルを適当につくり、コピーでなんとでもこじつけられるじゃないですか。
またそれでブランドイメージにプラスの効果があがっているでしょうか?通行人は、うん!?と思い、何の広告だろうと思ってよく見てみて、「何じゃそれ、ダサ!」と、がっかりするということが繰り返されるのです。
大昔からそのように思っていたある日(といっても3年ほど前ですけど)、HEP FIVEのポスターに江頭2:50さんがモデルとして起用されているのを見たときには、さすがに呆れてしまいました。ああ、やっぱりインパクトさえあれば何でもいいやで作っているな、と。
江頭2:50を起用し続けるのも賛否両論ですよ↓人選にポリシーがあるのか疑わしいですし。単にギャラがほどほどに安くて有名だから程度じゃないのかと思ってしまいます。
HEP FIVE バーゲンのCMに江頭2:50が使い続けられる理由【大阪梅田】
そりゃあね、関西は関東よりは、ダジャレやコメディ路線が多いし、ナンセンスで元気な広告やCMを受け入れる地域性があることは認めますよ。しかし、それは相対的なもので、何でもありじゃありません。
まして、Let's enjoy fashionと入れるからには、それが、HEP FIVEの何がしかのテーマか、メッセージのはずではないのでしょうか?だとすれば、同じインパクト重視のビジュアルであっても、たい焼きではなく、あくまで、”ファッションをエンジョイする”がブランドイメージの根底にないといけないはず。
それが、ビジュアル面で厳しくキープされてないから、HEP FIVEのトーン&マナーが「ダサい」に統一されているのですよ。でも、だからと言って、コピーのクオリティが高いのかというと全然良くないという意味で、その程度のコピーにビジュアルを無理に合わせてどうする?と言いたいです。←こ、酷評・・・(・_・;)
ちょっと「オヤジギャグ的ダジャレのインパクトオンリー主義」は、ダメなんじゃないですか?HEP FIVEさん!
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