グラフィックデザインの雨音

グラフィックデザイナー志望者&初心者に語りかけるブログ

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関西ではお馴染み?あれもこれも建築家 村野藤吾の仕事だったのね!

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そごう本店

昨日に続き、建築家 村野藤吾です。

村野藤吾は大阪の百貨店とも深く関わりのある建築家です。旧そごう本店はシャープなデザインがカッコイイ。最近、本館の立替え計画でヴォーリズの名作が存亡の危機にある大丸心斎橋店とほぼ同時期に建てられた名建築です。残念ながら、そごうが経営危機の断末魔の中で近代的な高層ビルに建て替えたので、消えてしまいましたが。。。

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近鉄百貨店上本町店

近鉄も百貨店だけでなく、グループ全体で、長く広く村野藤吾と関わりがあります。近鉄百貨店上本町店もそうですし、天王寺にある近鉄百貨店あべの本店も戦後の3回の増改築にすべて関わっています。あべのハルカスになって本店は消えてしまいましたが・・・。

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近鉄百貨店阿倍野本店

デザオは正直言うと、村野藤吾の建築と聞いて頭に思い浮かぶのは、梅田吸気塔、この旧そごう本店と近鉄百貨店関係くらいでした。でも、せっかくなので、大阪歴史博物館で開催中の特別展に行ってみましたよー!


展覧会の規模は小さいですが、行ってみて良かったです!

村野藤吾の関わった建物を見ると「えー、これもそうなのか。わー、これもか!ふぁー、そうだったのか~。」と、発見があってほんと面白かったです~!関西のものから、いくつかご紹介しましょう!

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アポロビル

阿倍野のアポロビルです!前身のアポロ座も彼の仕事だったのですが、1972年に建て替えられたレジャービル、アポロビルもそうだったのです。まぁ、よく考えると近鉄関係なので納得するのですけど。ここは映画館やアポロホール(音楽ホール)もあるファッションビルです。

今見ると、どうしようもなく古臭いのは否めないのですが、デザオが高校時代に学校が近いせいもあり、立ち寄ることもあるところだったので、驚いちゃいました。

しかも笑える資料がこのスケッチです。ま、言わばサムネイルですよね。確かにアポロビルの正面と思しき姿が描かれています。

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何に描いとんねん!

しかも小さいですよねー(笑)でっかいビルのアイデアスケッチが、えらく小さいなー(^o^) 4cmほどなんですって。何かの雑誌か本の文章の上に描いてますよ。描くものが身の回りになかったんでしょうね。。。

こんなスケッチが資料になるなら、デザオもサムネイルぜんぶ置いておこうかな?←村野藤吾くらいの仕事してるんならね!←す、すいません・・・。

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綿業会館内部

船場にある重要文化財、綿業会館もそうだったんですよー!ええ、映画やドラマのロケでよく使われるレトロなあのビルです。まさに華麗なる一族っぽい雰囲気。

村野の師匠である渡辺節(わたなべせつ)の作品とも言えますが、村野がチーフドラフトマンとして最後まで関わった建築物で、本人も「修行時代の総決算」として回想する名作です。

知らんかったー。ほかにも、列挙するとこんなのがありましたよー。

神戸海洋気象台
尼崎市庁舎
日本生命日比谷ビル
カトリック宝塚教会
新高輪プリンスホテル
千代田生命本社ビル(現・目黒区総合庁舎)
甲南女子大学
橿原神宮駅舎
ダイビル(大阪ビルヂング)
関西大学
心斎橋プランタン
大阪新歌舞伎座


などなど、日本各地には300以上の村野藤吾の仕事があるそうな。

現代の分業建築と違って、当時は外観のデザインから階段の手すりのデザインや照明器具のデザイン、壁画や装飾などのインテリアデザインなど、細部にいたるまで建築家が一貫してデザインに関わるので、その魂の込め具合が凄いでしょうねー。

今回の展覧会では、椅子や机など、村野がデザインした家具も多数展示してありましたので、こんなビルのデザインをする人物はこんな家具のデザインをするのかぁ、という視点も楽しめました。

展示のアクセントとして「村野語録」なる彼のセリフがプレートにしてありましたので、最後にそのうちのひとつをご紹介します。

建築は結果だけでなく過程を大切にしてほしい。そしてあとは各自ゴーイング・マイ・ウエーだと思いますね。すぐにえらくなろうなどと思いなさんな。私、一本立ちしたのが四十歳、本当の仕事ができだしたのは六十歳からですからね。とにかく自分を肥やすことです。そうすれば必ず社会が認めてくれます。芸術の世界では、五十、六十はまだまだ青年期ですよ。「建築いまむかし」(『村野藤吾著作集 全一巻』、同朋舎出版、1991より)


※画像出典はすべて展覧会図録からです。

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