デザイナーに仕事を依頼するという仕事で苦労している人へ・・・その①
さぁ、今日からは、前々から書きたいと思っていた特殊なテーマを何回かの記事に分けて書きたいんです!
それは、グラフィックデザイナーになるための話ではなく、企業の中にいて、グラフィックデザイナーに仕事を依頼・発注する窓口となる担当者の方のためのノウハウについてです。
ノウハウっていうほど特殊なことじゃあないとも言えますが、卒業生からよく相談を受けるので、ぜひご紹介したいと思います。
世の中には、デザイナー経験もないし、そういう専門の勉強もしたことがないのに、たまたま一般職として就職した企業で、宣伝に関係する仕事をしているという人はたくさんいます。いろんな経緯で偶然そういう立場になっちゃったんですね(^_^;)
専門学校に入学してくる社会人の中にも、少なからずそういう立場の人がいます。デザイナーとどうやって打合せしたらいいのかわからないとか、共通言語で困るということもあるようです。また、デザイナーに馬鹿にされないためにも基本をわかっておきたいという方もいます。エライですよねー。
また、グラフィックデザインの勉強をしたけども、デザイン会社に就職を目指したのではなく、その経験を活かして、企業の宣伝部やマーケティング部、企画部などへ就職・転職していった人たちもいます。
今日は、そういう「宣伝担当者」の方に、ちょっとでも役立つことを書けたらなーと思います。
内部制作(内制)と外部発注(外注)
私デザオも企業の宣伝部にいたことがあります。私の場合は、自分自身がデザイナーとして制作する場合もあり(内部制作)、その一方で外部のデザイナーに依頼して制作してもらう場合もある(外部発注)という立場です。
内部制作のときには、企業内の担当者同士で打ち合わせし、上司にチェックをしてもらいながら、ラフやカンプを作り、会社の偉いさんにプレゼンします。デザイナーでありながら、会社員でもあるので、問題を解決・調整しながら制作をするということになります。
外部発注のときは、さらに大変です。会社内でやる業務は上記の内部制作とまったく同じですが、仕事の流れの中に意識して一定期間を確保して、デザインの部分を切り取って外部デザイナーに依頼します。
コストのかかることなので、①何をしてもらうのか、②いつまでにあげてもらうのか、③いくらでやってもらうのか、ということを明確にしなければなりません。
また思ったようなデザインがあがってこなかったときに、それをどう上司に説明し、どう外部デザイナーに意図を伝え、修正・解決するかということが課題となります。
外部デザイナーとの競争
個人的に、内制と外注の両方の経験が出来たことは、今振り返っても、私の宝と言ってもいい経験です。言ってみれば、様々なデザイナーや広告マンたちと腕前を競っているような感覚になるからです。
自分で作ったものがダッサダサ、ボッロボロなのに、外部デザイナーが作ってきたデザイン案にえらそうに文句言えないじゃないですか(笑)
だから内制のときには身が引き締まる思いがします。どうせすぐに「あの広告はデザオさんの担当だ」と伝わるのですから、外部のデザイナーたちに「デザオさんは凄いなー!」「さすがだなー」と思ってほしいですもんね・・・(^_^;)
外部デザイナーへの依頼の悩み
外注は、客観的に見ると、「自分でやらずに人に委ねるのだから当然、楽になるんでしょ?」と思うかもしれません。確かにデザオが外部デザイナーに依頼するときの立場は一般的にアートディレクターとも呼ばれる立場でした。外部スタッフに指示だけして、時間のかかる作業をしないわけですから楽に見えるでしょう。
しかし実際は「自分で出来たらどんなに楽か!」何度もそう思うことがありました。
それはやはり、思うようなデザインやクオリティのものが出てこないときです。まだデザオの場合は、自分もデザイナーですから、思うようにならないときも、デザイナー同士のテクニカルな話として解決策を模索することができました。
ところが、窓口である宣伝担当者がデザインのプロじゃないのに、外部デザイナーが、思うようないいデザインをしてくれない場合、その苦労にはほんとに同情します。
デザイナーも千差万別ですから、センスの悪いデザイナーも、大雑把なデザインのデザイナーもいますからねー(笑)
しかし、外部デザイナーがセンスない、大雑把だなどと、悪口や愚痴をこぼす前に、企業内の宣伝窓口担当者として、やるべき責任をきちんと果たすと、これまで「あんまり仕事が出来ないデザイナーさんだなぁ」と思っていた人が、いい仕事をしてくるようになることがあります。
ええ、ええ、もしかしたら、デザイナーにいい仕事をさせていない担当者の責任も大きいのかもしれませんよ~。
まず基本として以下の4つのことを大切にしましょう!
① 外部デザイナーに敬意を払う
② 依頼内容の明確化
③ 参考資料の準備
④ 自分が会社の代表という意識を持つ
長くなってきたので、4つのことの説明はまた次回にしまーす・・・。
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私デザオも企業の宣伝部にいたことがあります。私の場合は、自分自身がデザイナーとして制作する場合もあり(内部制作)、その一方で外部のデザイナーに依頼して制作してもらう場合もある(外部発注)という立場です。
内部制作のときには、企業内の担当者同士で打ち合わせし、上司にチェックをしてもらいながら、ラフやカンプを作り、会社の偉いさんにプレゼンします。デザイナーでありながら、会社員でもあるので、問題を解決・調整しながら制作をするということになります。
外部発注のときは、さらに大変です。会社内でやる業務は上記の内部制作とまったく同じですが、仕事の流れの中に意識して一定期間を確保して、デザインの部分を切り取って外部デザイナーに依頼します。
コストのかかることなので、①何をしてもらうのか、②いつまでにあげてもらうのか、③いくらでやってもらうのか、ということを明確にしなければなりません。
また思ったようなデザインがあがってこなかったときに、それをどう上司に説明し、どう外部デザイナーに意図を伝え、修正・解決するかということが課題となります。
外部デザイナーとの競争
個人的に、内制と外注の両方の経験が出来たことは、今振り返っても、私の宝と言ってもいい経験です。言ってみれば、様々なデザイナーや広告マンたちと腕前を競っているような感覚になるからです。
自分で作ったものがダッサダサ、ボッロボロなのに、外部デザイナーが作ってきたデザイン案にえらそうに文句言えないじゃないですか(笑)
だから内制のときには身が引き締まる思いがします。どうせすぐに「あの広告はデザオさんの担当だ」と伝わるのですから、外部のデザイナーたちに「デザオさんは凄いなー!」「さすがだなー」と思ってほしいですもんね・・・(^_^;)
外部デザイナーへの依頼の悩み
外注は、客観的に見ると、「自分でやらずに人に委ねるのだから当然、楽になるんでしょ?」と思うかもしれません。確かにデザオが外部デザイナーに依頼するときの立場は一般的にアートディレクターとも呼ばれる立場でした。外部スタッフに指示だけして、時間のかかる作業をしないわけですから楽に見えるでしょう。
しかし実際は「自分で出来たらどんなに楽か!」何度もそう思うことがありました。
それはやはり、思うようなデザインやクオリティのものが出てこないときです。まだデザオの場合は、自分もデザイナーですから、思うようにならないときも、デザイナー同士のテクニカルな話として解決策を模索することができました。
ところが、窓口である宣伝担当者がデザインのプロじゃないのに、外部デザイナーが、思うようないいデザインをしてくれない場合、その苦労にはほんとに同情します。
デザイナーも千差万別ですから、センスの悪いデザイナーも、大雑把なデザインのデザイナーもいますからねー(笑)
しかし、外部デザイナーがセンスない、大雑把だなどと、悪口や愚痴をこぼす前に、企業内の宣伝窓口担当者として、やるべき責任をきちんと果たすと、これまで「あんまり仕事が出来ないデザイナーさんだなぁ」と思っていた人が、いい仕事をしてくるようになることがあります。
ええ、ええ、もしかしたら、デザイナーにいい仕事をさせていない担当者の責任も大きいのかもしれませんよ~。
まず基本として以下の4つのことを大切にしましょう!
① 外部デザイナーに敬意を払う
② 依頼内容の明確化
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| デザインの基本(実践編) | 14:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑