NTTドコモが梅田で展開するiPhone5Cの巨大広告。え!今頃!?

大阪駅を通りかかったとき見かけた、iPhone5Cの柱巻き広告です。
お!Appleの広告か?と思いきや、ロゴはdocomoとなっています。もうSoftbankでもauでもdocomoでも、どのキャリアでも販売するようになったiPhoneに、docomoとしてどれくらいのウェイトで広告費を出しているのだろう、あるいは、どれくらいdocomoに吸引する力のある広告なんだろう?と不思議に思いましたよ。
AppleがiPhoneの新シリーズとしてiPhone5Sと少し廉価版でカラフルなiPhone5Cを発売したのは、今からちょうど1年前の2013年9月です。そのときからdocomoもiPhone販売に参入しました。
そしてそろそろiPhoneの次の機種、iPhone6の内容に憶測が飛び交っているこの時期に、iPhone5Cのキャンペーンですか??印象が良くないですねー(´・ω・`)ショボーン
いかにも、もうすぐ新機種が出るから在庫を売り切りたい!って感じじゃないですか?(笑)
つい先日の記事(こちら)で、「トーン&マナーを効果的に実施して、ブランドイメージの統一化に成功している例としてよく語られるのは、Appleです。」と書きましたが、ここでも例に漏れず、docomoのロゴこそ入っているものの、トーン&マナーはAppleに合わせています。
最初は大阪駅の局地的な広告かと思いきや、その後、阪急うめだ駅でも同様のキャンペーンをやっていることに気づきました。(下)
発売時期である去年の9月に見てたら、きっと盛り上がりも感じられる大型の交通広告キャンペーンも、今見ると、けっこうなお金をかけて、「在庫一掃セール」をやっているというさみし~印象ですねー(笑)
docomoは通信技術の開発では先進的なことをしていて将来性も明るそうなのですが、昨年はガラクターとも揶揄されるギャラクシーに注力するあまり、どんどん顧客をほかの2キャリアに流出させて、泣く泣く最遅参でiPhone販売に参入したというイメージがありますよね?
それなのに、思ったほどiPhone効果も上がらず苦労が続いているというネガティブな印象がデザオの中にもあるのですが、そこへきてこのキャンペーンを見ると、大会社が苦しそうに広告してる!と見えるから不思議です。
これは、記事で書いた360°ブランディングの理屈で、消費者のブランドイメージはマス広告からだけで成立せず、企業と消費者のあらゆる接点の集合で成立していることの一例です。docomoはこのごろ売上げぐいぐい伸ばしているらしいよー!元気だよね~!負けてないよねー!っていう情報がいろんなチャネルで伝わってくると、広告も元気に見えるのです。
有名アートディレクターなどがよく言う、アートディレクターは医者で、症状を診断するところから始めます、という主旨の話をそのまま拝借すると、病み上がりでいまいち元気のない患者に、薄着でガンガン走りましょう!!走っているうちに元気がついてきますよ!と言って、無理をさせているのでしょうか?
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