グラフィックデザインの雨音

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盛り上がれない&ジジ臭い!?こりゃいかんですよ「天下人の城大工」ポスター。

天下人の城大工

ちょっとわかりにくい残念なポスターをご紹介!

天下人の城大工 -仲居大和守の仕事Ⅲ-   
大阪市立住まいのミュージアム 大阪くらしの今昔館 のポスターです。

まずどんな情報を伝えているのか考えてみましょう。

このポスターの場合、「天下人の」とあるので、豊臣秀吉か徳川家康の城をつくった大工のちょっと歴史マニアックな展示会だなとわかります。あとに続くサブタイトル「中井大和守の仕事Ⅲ」とあるので、その大工が「中井大和守」っていう人なのかな?と察せられます。

それっきりです。

デザオも「え?それだけ?」と思って、ポスターをキョロキョロ見渡しましたが、それ以上の展覧会内容に関する情報がありません。次に目立つのは会期、そして会場である「大阪くらしの今昔館」くらいなものです。

これでは、盛り上がりたい気持ちも肩透かしです。一般的に有名な人物とも思いにくい「中井大和守」という人の仕事というだけで、この展覧会に行こう!というのは、もともとこの城大工を知っているよほどの歴史マニアか、城大工というだけで面白そうだ!と思う潜在的歴史マニアでしょう。

そして、「・・・仕事Ⅲ」がさらにわかりません。。。「Ⅲ」って、この「中井大和守の仕事」というテーマで、過去に2回展覧会をやったのでしょうか?だとしたら、このあとに「◯◯城の秘密」とか、第3弾のタイトルがないと不自然ですしよくわかりませんね・・・。

次に印象を考えてみましょう。

縦に3分割したレイアウトで、左右に城の屏風絵のようなものが見えます。真ん中が色ベタでタイトルなど文字情報をレイアウトするスペースになります。そしてこの色ベタ部分に城の平面図と側面図のようなものが2つ、白抜きの線とスミのせで、背景の絵柄のようにレイアウトされています。

この色ベタが黄土色になっていることで、とても地味な印象ですね。もちろん、このようなときにピンクや赤は選べないものの、展覧会の地味さに合わせてここまで黄土色では、地味さに拍車がかかって、お爺さんっぽさ一色になってしまいます。

メインタイトルのタイポグラフィには白抜き文字のまわりにほんのりの朱色のグラデーションが薄くかけてありますが、これがまた必要性が疑わしいデザイン処理で、もっさいです。

どうすればいいの?

まずは何をおいても情報面の改善が重要です。

まずキャッチコピーがありません。キャッチコピーは広告に必須ではないものの、メインタイトルが明明白白なイベントでなければ、見る人の興味をそそる仕掛けとして使ったほうが効果的です。

たとえば、西田敏行主演で、安土城の城大工を描いた映画「火天の城」のポスターでは、タイトルとは別にキャッチコピーが、「我が城を建てよ。」と織田信長のものと思われるセリフがキャッチコピーになっています。同じ城大工が主役なのに、やっぱり気分の盛り上がりかたが違いますよね!

つまり、中井大和守という、有名ではないがこんなに凄い人物がいたんだ!という盛り上げがいるのです。キャッチコピーか、サブタイトルのどちらかでやるべきでしょう。

また展覧会としては、ボディコピー的なものがあるとより盛り上がります。「中井家に所蔵されていた◯◯の図面の初公開をはじめ、絵図、◯◯を示す書面など約200点を展覧します」などと、展示内容に少し触れるだけで、より興味がそそられます。

次に印象面でも改善が必要です。

何よりも「ジジ臭さの払拭」が必要です。タイトルのタイポグラフィの改善や、基調となっている黄土色の変更(白、黒、金などがいいでしょう←屏風絵とのコーディネートです)などを行えば、かなり改善されるはずですよー。

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