グラフィックデザインの雨音

グラフィックデザイナー志望者&初心者に語りかけるブログ

2014年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年02月

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ポスターの余白が広すぎる・・・と思ったら、変な共通点を発見!?

余白に押しピン1 

毎日、真面目でおかたい記事ではしんどいでしょ?だから、今日は雑談でーす。(←はい、そこ!いつも雑談じゃないか、とか言わなーい!)

私、ブログ記事にするために、街を歩いているときに、あちこちで写メを撮ってます。面白い、あるいは問題のありそうな広告やデザインがあったときに、記事として成立するかどうか曖昧なときでも、「一応、おさえておこうかなー」と撮るのです。

しかし実際には記事にせずに終わっている画像もけっこうあります。それを整理、削除しようとフォルダの中の画像をスライドショーで確認していて、あることに気づいたのです。

そのきっかけは、昨年8月頃のこの宝塚のポスターです。このポスターはどうして撮影したのかというと、人物二人でできるフォルムが画面の中でいい位置に来ておらず、左上の余白が中途半端に広すぎるのです。もちろん、私デザオの感覚からすると、ですよ。

右に立っている女性の身長を、ほどよく収めようとすると、画面天地の中での人物の高さはちょうど良いと思いますが、右に寄りすぎています。

きっと男役の人物を画面中央にしたかったのかもしれませんが、二人でつながったひとつのフォルムですから、もう少し左寄りに配置しないと、左側と左上の余白が間延びするほど広くなってしまいますし、右の女性が狭苦しくなります。

でも、ひとつの記事にするほど深刻な問題でもないし、「ツッコミどころでもないなー」と判断して使っていなかったのです。

ところがです!

スライドショーでモニターいっぱいの大きさでフォルダ内のボツ画像を順番に流し見ているとき、このポスターの、その間延びしている余白の中央に、押しピンが指してあるじゃあないですか!?

ありゃあ?ふふ・・・、きっと誰かが、「この余白が広すぎるぞ」と教えるために押しピンさしたのかな?(笑)と何気なくスルーして、ほかのボツ画像を見ていると。。。

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| 雑記 | 17:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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言うは易く行うは難し 案ずるより産むが易し ん!?

20150130.jpg 
撮影:デザオ Oxnard, California

言うは易く行うは難し=言うのは簡単だけど、実際にするのは難しい。

こうやってブログで世の中の広告にツッコミを入れ続けていると、まるでデザオなら完璧な広告が作れるかのように錯覚するでしょ?(笑)でも、そう上手く行かないのが世の常なんですよ。

それは自分のせいの場合もあるし、クライアントの好みの場合もあるし、ニーズの違いの場合もあります。分かりやすくいえば、コンセプトが「あんまりカッコ良すぎない、ベタベタの庶民的な感じ。」だったとしましょう。すると、きっとコンセプト通りに作ると、それは「えー、カッコよくない!ベタベタな庶民的な感じやーん!」と言われるでしょう。

あるいは、自分ではAのほうが好きだと思っても、クライアントがもっとBなデザインにしてくれと言うなら、その意向に沿って考えるのが仕事です。Bだとこういう問題があるんですけどと進言したとしても、クライアントがそのBという問題は重要ではない、優先順位が高くないと判断すれば、それがたいてい正解なのです。

ですから、ブログ記事を書いていて、デザインやコピーにツッコミを入れてはいますが、実際にひとつひとつの広告を作っているデザイナーやコピーライターの判断だけでそれが出来上がったものではないだろうことは重々承知しています。

もしかしたら、デザイナーは悔し涙を飲んでそのデザインにしているかもしれないのです。なのに、それを偶然にもデザオにとりあげられ、こっぴどく指摘されたりすると、弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂です(笑)

でも、そういう裏側の大人の事情を知らないからこそ、遠慮無くピュアに消費者の目線で、「ダサーい」とか「ありえな―い」とか、ツッコミが入れられるわけですし、その指摘は、デザインの勉強をしている学生さんには必要な観点だと信じています。

ただそんな学生さんにも、言うは易く行うは難し、とは理解してほしいのです。それはデザインの力量だけでなく、多くの人がかかわるからこそ自分の思い通りのデザインができるわけではないという意味でです。

じゃあ、案ずるより産むが易しは??

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| 雑記 | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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キリン缶チューハイ 本搾り 商品写真を逆さま、は面白い!けど、何かが釈然としない。。。

キリン本搾り1 
さぁ、今日も独断と偏見にもとづいて、好き勝手に世の広告に突っ込みをいれていきますよ~!

車内吊りB3ワイド版のポスターは、キリンの缶チューハイ「本搾り」のポスターです。広告の顔に起用されているのは、大沢たかおさんです。よくあることですが、TVCMがあって、その1カットを使ってポスターも制作といった感じなんでしょうか。

記憶に残らない月並みなキャッチコピーは置いといて(←コラコラコラ!(・_・;))、注目したいのは、商品写真が逆さまだと言うことです。これはけっこう大変なことです。まず広告の中での商品パッケージ写真の重要性から説明しましょう!

一般消費者がスーパーマーケットの地下食料品売場で購入するような食品や飲料の広告では普通、商品名と同時に、商品パッケージの写真をはっきりと掲載します。

専門学校の学生さんは、はじめて広告をつくる課題のときに、商品の写真を載せるということ自体を忘れがちです。しかし、「広告にもし商品パッケージの写真がなかったら、お客さんは、食料品の並ぶ地下食料品売場で、どの商品を手にとったらいいかわかりますか?」と学生さんに質問してみると、「あ、それもそうですね」とその必要性に気づいてくれます。

TVCMや広告で商品の「顔」を見ているからこそ、曖昧でも記憶してもらえて、売場で「あっ、広告やってた商品だ・・・」となるわけですもんね。

それが基本なわけですが、このキリン「本搾り」は、その商品のラベルデザインを真っ逆さまにして、しかもドーンと大きくレイアウトしています。

普通、クライアント企業は自社商品のラベルデザインを一所懸命考えて作っているのに、それを販売促進するときに写真を逆さまにしてしまうということは、スーパーマーケットなどの店頭で、お客さんが商品の顔を覚えてくれていないという懸念もあるわけです。せっかくの広告効果が薄れるんじゃないか?そのように心配されるでしょう。

それを、おそらく「この商品の特徴をアピールするため」と提案、説得して、実行した広告代理店は、思い切った見せ方を実施したという意味で高く評価できますよー!

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| 雑記 | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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グラフィックバー[雨音] ある夜の客の愚痴

20150128-1.jpg

もうすぐ2月になろうかというある冬の長雨の夜。
大阪は梅田の路地にひっそりと佇む静かなバー[雨音]のカウンターに、今宵もひとりの悩める若いデザイナーがいた。

「今日は珍しくおひとりですね。」

客に気を使って滅多に自分から話しかけないマスターが、店内にひとり残った若い男にめずらしく声をかけた。

「ええ、仕事でいろいろあって・・・。一杯飲まないとやってられへんなぁと・・・。」

「確か、広告代理店のお仕事をされてるんですよね。」

え?と少し驚いた目を上げた男は、すぐに以前この店で同僚たちと仕事の話をしたことを思い出した。

「よく覚えてますね。さすがバーのマスターやな。たしか・・・、デザオさんでしたよね?」

「いやぁ、お客さんのほうがよく覚えてはるわー。」

マスターは軽く笑いながら、一瞬のためらいの間ののち、

「私も昔、ちょっとだけ広告やってたもんですから・・・。」

とボソっとつぶやいた。

「え!?そうなんですか?」

「ええ、まぁ」

「じゃあ、業界の先輩だぁ。」

「いやいや、私なんて細々やるのが好きな変わり者ですから、代理店の方のような大きなお仕事とは縁がありませんので」

「大きな仕事ねぇ・・・。」

若い男は、ふと仕事を思い出し、グラスに目を落とした。

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| 雑記 | 13:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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野心的だけど、よくあるアイデア!たくさんの画像で大きな絵を作る。でも問題点は他に・・・。

LOOK JTB-01 

大阪市営地下鉄御堂筋線の梅田駅構内に貼ってあったLOOK JTBのポスターです。

遠くから見たら、なんだかガタガタしているけど、左がモン・サン・ミッシェル、右がマチュ・ピチュであることはすぐにわかりますよね。なんで全体がガタガタしてるんだろう?と思って近づいてよく見てみると、旅行の写真や海外の観光名所の写真が小さくびっしりと並べてあって、それが引きで見るとモン・サン・ミッシェルとマチュ・ピチュになっているという大変な労作です。

これ、実際の制作作業は誰がやったんでしょーね?(笑)この表現アイデアを考えたデザイナーでしょうか?それともどこかの学校とでも協力して人海戦術を使ったんでしょうか?いずれにせよ、この手の広告は写真の見た目の美しさなどではなく、「よく見るとぜんぶ写真だぁ!うわー、すっご~い!(@д@)」という反応を狙っているわけです。

しかし、プロのデザイナーのひとなら、いや美大・芸大の学生さんでさえ、きっと知っていると思います。過去にもこの手の広告はごまんとあることを・・・。本当ならその画像を並べてお見せすべきかもしれませんが、ちょっと手抜きして割愛することを許してください。でも、デザオの授業の中でさえ、斬新なアイデアを奨励すると、驚くほど多くの生徒が、これと同じアイデアをサムネイルで描き、やろうとします。そのときにも、「こんな感じで」と、これと同じようなたくさんの写真で大きな絵をつくった作品例を見せるのです。

何が言いたいかというと、この表現アイデアは、作る手間こそ大変だけど、今や新鮮さや驚きに値しない、という悲しいお話なんです。

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| 雑記 | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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やってはいけないレイアウト・・・思わずマジか!?と唸った阪急不動産の電飾広告

阪急うめだ駅電飾看板1

阪急うめだ駅の待ち合わせ場所として有名な俗称BIG MAN前です。紀伊國屋書店の入口でもあり、夜の6~7時前後には待ち合わせの人たちでごった返すところです。

デザオがこの近くを通りかかったとき、遠くの高い位置に見えたこの電飾看板・・・。はじめ、気になったのは、左下の一画です。大きな文字がたて組で「私たち家族 ずっと つな・・・」とある部分の手前に、男女が手をつないだ写真が重なり、文字が見えなくなっています。

「あれ~?あれはどうなってるんだ?手前に小さな液晶画面でも置いてあるのか・・・?」と怪訝に思い、近づいてみました。だんだん、看板に近づくにしたがって、おや?これは別に前に何かあるわけではなく、1枚の広告の中のデザイン(レイアウト)じゃないか?と気付き始めました。

いやいや、まさか・・・?いくらなんでもコピーの意味がわからなくなるようなほど文字を隠してしまうようなデザインを意図的にするだろうか?そう思いながら看板の下まで来ました。

そして、それまで注目していた左下の一画から広告全体、右側へと目線を移動させ、広告全体を眺めました。

(!)・・・ま、マジか!?

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フレ!フレ!つくる人。村田製作所の新聞7段広告

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さぁ、昨日のヤマト運輸の企業イメージ広告に引き続き、今年元旦の新聞に掲載されていた、村田製作所の新聞7段広告です。

グラフィックデザイナーや広告マンを目指す若い学生さんに理解してほしいことは、企業イメージ広告やブランディングの広告と呼んでいても、それは決して本当にイメージだけではないということです。

昨日のヤマト運輸の広告の記事でもお話したように、伝えたい価値やニュース性があるからこそ、広告する(=広く告知する)必要性があるのです。きれいな写真でしょ?とか、何かいいでしょ?だけでは弱いですし、高いお金(媒体費+制作費)を出して広告する必要性がないのです。

今日、ご紹介する村田製作所の新聞7段広告も、見た目が典型的な企業イメージ広告でレイアウトもシンプルなだけに、その中身の価値やニュース性に注目してほしいところです。

さて、どんな7段なんでしょう???

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| 雑記 | 14:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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基本の詰まった新聞広告の例 ヤマト運輸の元旦の広告

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ちょっとさかのぼって、元旦の新聞15段広告です。新聞15段広告とは1ページ全面サイズのことです。広告を出しているのはおなじみヤマト運輸です。

ちょっと考えてみて欲しいのですが、ヤマト運輸がベタに自社のサービスの宣伝をするなら、宅急便料金が安いだの、ある配達範囲では翌日に配達するだの、新しい○○宅急便が出ただの、具体的な商品(サービス)をお知らせするのが、普通の広告です。

しかし、元旦からそんな無粋な広告は企業としてよろしくありません。世の中の皆さんに、年賀状も兼ねた企業イメージをあげるような挨拶代わりの広告を出して、今年もよろしくという気持ち良いスタートを切りたいものです。

そのため、元旦の新聞には15段広告を中心とした大きなスペースをさいた企業イメージ広告がたくさん掲載されます。このヤマト運輸の広告もそんな広告のひとつなのです。

とても真面目で基本に忠実なこの広告を題材にして分析!新聞広告の基本を考えましょう!

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| 雑記 | 14:14 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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市川海老蔵で、「家を買うのに困っている」設定は共感でけへんわー(^_^;)

飯田グループ1

近頃、大阪の地下街でちょくちょく見かける飯田グループホールディングスの電飾看板です。

今日のこの広告を題材に、グラフィックデザイナーになるための考え方を勉強している読者の皆さんに考えてほしいのは、やはり基本中の基本、広告効果です。広告効果と言っても、数値化できる類の効果ではなく、あくまで広告デザインにおいてのメッセージの説得力のことです。

たとえばこの広告は、キャッチコピーだ、レイアウトだと言う以前に、有名タレントを起用するタイプの広告です。市川海老蔵ですね!

街中で見かける広告のタイプのうち、このようにグラフィックデザインとか洗練度とかまったく気にかけないタレントさえバーン!と出ていれば、あとはどうでもオッケーなタイプの広告、ありますよねー!

有名タレントを起用すると、普通のモデルよりギャラが高いでしょうから、広告にしっかり投資しているという意味で会社の信頼度がUPします。タレントもギャラさえもらえれば何でも出るわけではないので、逆評価されているはずという意味でも会社の信用度が評価されます。

しかし、このタイプの広告を見ると、せっかく有名タレントを使うなら、広告デザインにももっとお金をかけたらいいのに~と思うことも多いわけです。つまり、もっとしっかりしたデザイナーをかませたらいいのにと思うのです。だって、勿体無いじゃないですか!?

ちょっと、分析してみましょう!

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| 雑記 | 23:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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くぅ~っ!ぴたまるかぁ!なるほど、油断大敵やわ~・・・ネーミングの件。

ぴたまる-1 

今日は、ちょっとしたネーミングのお話から入りましょう。

去年、2014年に、昨日の記事でも登場したPiTaPa(ピタパ)のサービスに、イメージキャラクターが作られました。それは忍者の姿をした可愛らしいキャラで、ネーミングは一般公募になっていました。

でも、キャラが忍者と決められた時点で、ネーミングの幅はグンとせばまるはず!こりゃあ、応募されるネーミング案はきっと同一案が多数あるだろうなーと思いました。読者の皆さんなら、なんて名付けます?

当時の私デザオの予想では、忍者に絡んだ名前なので、「ぴたすけ」か「ぴたぞう」でした。漫画でも有名な「サスケ」などからくる「スケ」、服部半蔵からくる「ゾウ」、このいずれかが語尾に付くだろうと踏んだわけです。最初に「ぴた」が付くのはまず間違いない、鉄板と見たのです。

中でも「ぴたすけ」は、「お助け」と3文字も同じで語感が近いので、いろいろお助けしてくれるPiTaPaカードということで、きっとこれだろうと高をくくっていたのです。

でも結果は・・・。

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| 雑記 | 22:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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