神戸街めぐり1dayクーポンというくらいだから、神戸の名所やグルメの写真がいくつか入っているポスターですが、こんなに色が悪くてはある意味台無しです。
「もしかして3度印刷?」
CMYKを使わず節約のために1色減らして印刷することですが、常識的に考えてわざわざ微々たる節約のために、こんな宣伝効果を劇的に下げることをするとも思いにくい・・・。
そう疑問に思って、グラ雨に使うこともあるかもと、念のために写メを撮っておいたものの、特にその疑問以上の語るべき情報があるでもなく、自然とお蔵入りしかけていたある日のこと。
阪急の車内吊り広告で、同じ主旨のB3ポスターを見つけたのです!
あれ~?こっちは普通にカラー(4度印刷)じゃないか・・・。こうなると謎は深まるばかり。ならあのB2縦のポスターも、普通にカラーにすれば良かったじゃないか・・・。
常識では考えられないこの差の付け方は、何か特殊な事情でもあったのではないかと詮索してしまいます。
たとえば、入稿データのミスか印刷ミスで、変な色で納品されたけど、刷り直している時間がない!刷り直していては、掲出場所が空欄になってしまう!1dayクーポンの宣伝開始予定のタイミングが遅れるのも売上目標に関わるので困る!
担当者は社内で市中引き回しの刑に処せられながらも、ええい!仕方ない!刷り直しができるまでの間だけ、変な色のポスターでもいいから貼りだしてしまえ!あとはお金で解決するしか無い!となったとか・・・。もしかしたら、刷り直し自体をあきらめたかもしれません。なぜならB2で普通のカラーポスターを見かけていないからです。
さぁ、どうしてくれる?印刷会社かデザイン会社かが、経費や損害をかぶってしまうような交渉が事後対応としてあったかもしれません。。。
印刷や掲載にともなうミスは意外にある!ちょっとポスターの色が変だっただけで、そこまで深読みしてしまうデザオは馬鹿でしょうか?(笑)
でもあるんですよ、そういう事故は・・・。
以前、デザオが担当していたある百貨店の新聞10段の物産展の広告で、製版会社のミスにより、再校の状態で掲載されるという前代未聞の事故がありました。
再校とは2回目の校正のことで、実際にはそこから品名や価格、レイアウトなどが大きく変更されて3回目の校正の後に責了→清刷り(つまり掲載する仕上がり版のこと)にまで進むのです。
しかし掲載当日に駅の売店で、その広告の掲載予定の新聞を買い、広告を見た時のデザオの驚きったらありません。な、なんだこれは!?再校が掲載されてるじゃないか!!!!(@д@;)
レイアウトもビシっとしていない、品名も訂正前の状態で、今、自分が見ている新聞に出ているのです。血の気が引くとはこのことです。あちこちに電話をして、この非常事態を連絡、原因を調べました。
不謹慎ながら、どうやら製版会社内の問題で、自分のせいじゃないとわかって人ごとのように気が楽になったものの、再校からあとの作業がすべてパーになったのかと思うととても虚しく、自分の作品のように愛着をもって完成させた広告が世に出ることもなく、中途半端な状態で掲載された悔しさもあり、「こんなことが起こるのか・・・」と本当に驚きました。
だから、ついつい変な状態の広告がそのまま世の中に出ているのを見ると、意図してやっているのか、ミスしてそうなったのか、わかったもんじゃないぞ・・・と、疑ってしまうのです(笑)
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